現役高校生でも公務員採用試験は受かる!一発合格の必勝ポイントを解説

高校生から公務員になる人とは?現役合格の秘訣は〇〇!

現役高校生の中で、将来の進路として公務員を目指す人は少数派です。

そんな少数派側にいる皆さんは、同じ学校内で公務員を志望する生徒がいなくて「自分だけなの?」と不安に感じていらっしゃることと思います。私大や専門学校に進学する仲間ばかりで「高校新卒の公務員」という進路を知らない人も少なくありません。 まだ高校生のうちから公務員を視野に入れて、社会進出を目指す皆さんの素晴らしい向上心を、漠然とした不安のせいで失ってしまうのは避けたいですよね。

そこで今回は、卒業見込みの現役高校生が安心して公務員採用試験に臨めるように、受験資格の内容や、競争倍率、一発合格のポイントについて解説します。実績16年のノウハウが詰まっていますので、最後までご覧ください。

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進路に迷う高校生へ!公務員採用試験を検討しよう

公務員試験対策に悩む女子高生

「私大に行くなんて、授業料が高額で親に言い出せない」「早く社会に出て、経験を積みたい」そんな気持ちを抱く高校生の皆さんには、公務員採用試験がおすすめです。

公務員を目指すなら高卒あるいは高校卒業見込みの学歴であること自体は、採用において不利になりません。ここでは、公務員を目指す高校生の受験事情について見ていきましょう。

 

現役高校生が公務員採用試験を受験するメリット

現役高校生が、公務員採用試験に合格する。このような進路の存在すら知らない生徒が、実は多いのです。

そのため、同い年のライバル(受験者数)が少ない試験を受験できる点は、現役高校生が公務員採用試験を受験する大きなメリットといえるでしょう。

また現役高校生の場合は、年齢制限的にほとんどの受験生が「高卒程度」の試験を受けることになるでしょう。「大卒程度」に区分される試験と比較して、難易度が易しい点も見逃せません。試験区分については後述しますので、ぜひ参考にしてください。

どんな現役高校生が公務員を目指しているの?

現役高校生として公務員採用試験に合格した人たちは、どのような気持ちを抱えて公務員を目指したのでしょうか。

  • 大学に行くと遊んでしまって就職できないのではないかという不安を解消したかった
  • できるだけ早くに親を安心させたいという思いがあった
  • 4年制大学に通う時間を、警察官として現場経験を積むために使いたかった
  • レスキュー隊に入る夢に近づくためにも、実践経験を早く積みたかった
  • 奨学金を借りて将来返済するくらいなら、社会人としていち早くスタートを切りたかった

ご紹介した例は、高校卒業と同時に社会に出ていく覚悟を決めた人たちです。「社会に出て経験を積みたい」という気持ち、皆さんにもきっとあるのではないでしょうか。

なお現役高校生で公務員採用試験を受ける人の中には、不合格なら専門学校や大学に行こうと考えている人もいます。このようなお試し受験のケースでは、試験に申し込んでも実際には受験をしない人も多いのです。倍率には囚われすぎないようにしましょう。

ここまでのポイントまとめ①
現役高校生のメリットは、受験者数が少ない試験を受験できること!
倍率に囚われすぎず志望自治体に特化した問題集で、いざ合格へ!
公務員試験サクセス

高校生が公務員採用試験に一発合格するポイント

2024、2023、2022、2021、2020と並んで書かれている脇を、高校生3人が歩いている

現役高校生が公務員を目指すケースでは、大学や専門学校などの受験を目指す他の生徒とは試験の時期が異なります。一般的な大学入試は1〜2月に実施されますが、公務員採用試験の多くは9月に実施されるからです。

他の生徒とはラストスパートをかける時期が異なるため、孤独感を感じて戸惑うことも多いでしょう。実際には「こっそりコツコツ頑張る」ことになりかねません。このような環境で公務員採用試験に一発合格するポイントは「強い気持ちを持ち続けながら、スキマ時間に効率よく学習を続けること」です。

スキマ時間にできる工夫

スキマ時間の学習は、通学時間を利用して暗記系科目に取り組んだり、登校前に問題集を解いたりといった工夫が考えられます。

では「効率よく」とは、どのような工夫を指すのでしょうか?それは、自治体や職種別の出題傾向に合わせて作成された問題集を使った学習法を取り入れることです。自治体別に公務員採用試験の出題ポイントを押さえた問題集を繰り返し解けば、効率よく学習できます。

出題範囲が広い公務員採用試験では、出題傾向を把握しながら学習を進めるのが一番効率が良いです。効率よく学習できれば、ストレス解消のために適度な遊びや楽しみなどにも時間を使えるでしょう。

当ブログでは、志望自治体に特化した「合格レベル問題集」を取り扱っています。「市役所」「県庁・政令指定都市」「警察」「消防」「町村役場」「国立大学法人」と、区分ごとに分けられており、あなたの目指す自治体の出題傾向を把握できます。「他の問題集や参考書に目移りせずに集中して取り組める」「学校の課題とも両立できた」と、92.8%のお客様から、満足のお声を頂いております。最小の投資で効果を最大化できる問題集となっていますので、ぜひ対策に活用してください。


現役高校生が公務員採用試験を受ける条件

黒板に、白チョークで、TESTと太字で書かれている

ここでは、卒業見込みの高校生が公務員採用試験を受ける際の条件をご紹介します。

原則として学歴は問われない

公務員採用試験では、原則として学歴は問われません。大卒だけではなく、高卒(または卒業見込みの高校生)の方も受験可能です。

ただし「高卒程度」「大卒程度」といった試験区分が設けられていることがあるので、チェックしてみてください。

少し脱線しますが、公務員試験を受けているほとんどの人が勘違いしていることが1つあります。「大卒程度」とは、受験資格として大卒の学歴が必須という意味ではありません。筆記試験の難易度が、大卒程度という意味です。そのため「大卒程度」とされた公務員採用試験は、条件さえ満たせば高卒の方でも受験できます。

受験資格の年齢制限に注意

公務員採用試験では学歴は問われないものの、年齢制限はあります。高校生のみなさんは、まず募集要項に記載された受験資格の年齢をチェックしてみてください。

ここでは、参考までに国家公務員採用試験の受験資格について見ていきましょう。

試験区分

条件

総合職

院卒者

30歳未満で大学院修了または大学院修了見込み

大卒程度

21~29歳

一般職

大卒程度

21~29歳

高卒者

①高校卒業見込みまたは卒業後2年以内

②中学卒業後2年以上5年未満で①に該当しない者

社会人試験(係員級)

40歳未満(高卒者試験の受験資格者を除く)

専門職

大卒程度

21~29歳(試験によって受験資格が異なる場合あり)

高卒程度

試験によって受験資格が異なる

なお試験区分としては、上記のほかに経験者採用試験や中途採用者選考試験(就職氷河期世代)などがあります。

ここまでのポイントまとめ②
公務員採用試験の多くは9月に実施。スキマ時間に効率よく学習しよう!
範囲が広いため、傾向を把握しながら学習を進めるのが効率的!
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現役高校生が目指せる公務員の種類

積みあがった12冊の本

現役の高校生を対象とした公務員採用では、どのような職種に就けるのでしょうか。ここでは各試験ごとに就ける主な職種を挙げてみました。

国家公務員採用試験

国家公務員一般職試験に合格した場合には、主に一般事務に関する仕事に携わることになります。電気・機械や情報、土木・建築、農林業などの専門的な分野の資格を保有しているなら、その資格に合った部署に配属されるでしょう。

その他には、皇宮護衛官や刑務官、入国警備官や税務職員などの職業もあります。気象大学校の学生として採用された後に気象庁の職員となるルートや、海上保安大学校の学生として採用された後に海上保安庁の職員となるルートなどもチェックしてみてください。

地方公務員採用試験

地方公務員についても国家公務員と同様、事務作業を行う一般行政職と専門知識や技能を活用する技術職に分かれています。

公立こども園の保育士などの資格・免許職のほか、警察官や消防士などの公安職も、体力に自信のある現役高校生に人気です。これらの筆記試験の難易度は高くありませんが、志望動機が固まっていないと勤務を継続することが困難な職種ともいえます。

公務員採用試験に申し込む前には、職務内容などをしっかりと確認しておくようにしましょう。

高校生がチェックしておきたい公務員採用試験の倍率

データ分析の資料、タブレット上に円グラフ

一般的に公務員採用試験といえば、狭き門というイメージではないでしょうか。ここでは、公務員採用試験の倍率について見ていきましょう。

ただし倍率が高いからといって、必ずしも難易度が高いとは限りません。人気や注目度の目安として、倍率を参考にしてください。

国家公務員採用試験

人事院が発表している「令和3年度の国家公務員採用試験に関する実施状況」のうち、「高卒程度」に区分されている採用試験のみ抜粋しました。

試験の種類

第1次試験

受験者数

第2次試験

合格者数

最終合格者数 倍率
国家公務員採用一般職試験(高卒者試験) 11,545 4,179 3,118 3.7
国家公務員採用一般職試験(社会人試験 係員級) 132   57 32 4.1
皇宮護衛官採用試験(高卒程度試験) 211 138 23 9.2
刑務官採用試験 2,620 1,947 1,019 2.6
入国警備官採用試験 1,081 126 65 16.6
税務職員採用試験 6,283 3,210 1,809 3.5
航空保安大学校学生採用試験 280 207 126 2.2
気象大学校学生採用試験 208 48 34 6.1
海上保安大学校学生採用試験 265 152 90 2.9
海上保安学校学生採用試験 2,416 1,100 643 3.8
海上保安学校学生採用試験(特別) 5,871 2,859 1,192 4.9
30,912 14,023 8,151 3.8

皇宮護衛官や入国警備官など、募集人数が少ない採用試験では倍率が高い傾向にあります。

採用人数の多い公務員採用試験を選ぶといった工夫も、1つの対策方法です。

地方公務員採用試験

一方、地方公務員採用試験の倍率はどれくらいなのでしょうか。主な都道府県や政令指定都市に関する高卒程度行政事務系区分について、令和3年度の受験者数や倍率などを挙げてみました。

自治体第1次試験 受験者数第2次試験 合格者数最終合格者数倍率
仙台市17455305.8
東京都特別区(23区)2,9049793927.4
川崎市8946204.5
名古屋市9728910.8
神奈川県12974187.2
愛知県14176226.4

なお上記以外の自治体についても、各自治体の公式サイトで過去の採用試験に関する受験者数や合格者数が掲載されています。

受験者や募集人数は年度によって変わりますので、倍率も年によって大きく変動します。倍率が10倍以上となるケースを見て、「難易度が高いからムリ」とあきらめないようにしてください。

申し込みだけして、実際には第1次試験を受験しないという人が意外と多いことを知っておきましょう。例えば令和3年度の東京都特別区の高卒行政系であれば、第1次試験の受験者数が2,904名に対し、申込者数は3,638名とかなりの開きがあります。

競争倍率は「合格者数 ÷ 申込者数」ではなく「合格者数 ÷ 第1次試験の受験者数」で計算してください。

ここでは競争倍率をご紹介しましたが、大事なことは公務員採用試験は面接重視という点です。好印象を与えられたら、どんなに倍率が高くても合格するチャンスがあります。

倍率が高そうだからといって、公務員採用試験をあきらめないようにしましょう。

ここまでのポイントまとめ③
現役高校生が受験できるのは、国家公務員採用試験と地方公務員採用試験。
面接重視!好印象を与えられたら、倍率が高くても合格は夢じゃない!
公務員試験サクセス

公務員採用試験の受験対策を始める方・もう始めている方にも、以下の問題集が大人気です!

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効率よく学習すれば倍率が高くても合格は目指せる

現役高校生が受験できる公務員採用試験の難易度は、大学入試問題よりは易しいです。学習範囲は幅広いものの、自治体別に公務員採用試験の出題ポイントを押さえた問題集のサポートがあれば合格の可能性はグッと高まります。

ちなみに、多くの現役高校生を悩ませている科目に「要旨把握」が挙げられます。国語は習っているものの、なんとなく違和感を感じたり、そもそも文章を読むこと自体苦手だったり…。以下の記事では、そもそも要旨把握とは?効率の良い対策は?という内容を解説していますので、対策を始めた方も、今まさに躓きを感じている方も、ぜひ読んでみてください。


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