公務員採用試験の小論文を攻略しよう

公務員の小論文 基本の「型」で対策!

公務員採用試験の大半で課されるのが、小論文です。小論文の評価が合否に与える比重が高い自治体も決して少なくありません。

しかし、小論文を書くことを苦手としている人が多いのも事実です。そこで本記事では、公務員採用試験の小論文の攻略方法について、わかりやすくご説明します。

公務員採用試験における小論文とはどういうものか

鉛筆で書く

公務員採用試験における小論文は、少子高齢化、福祉、教育、環境、観光など、社会の問題についての解決策について記述するものです。

よく作文試験と混同されますが、作文と小論文は異なります。作文では、自分が経験したことのエピソードなどを主観的に書くことが求められますが、小論文では、社会の課題とその課題を解決に導くための方法を客観的かつ論理的に書くことが求められます。

文字数は、400字程度から2000字程度、または字数に制限のないものもあります。平均すると、60分程度の制限時間で800~1000字といった字数の小論文を書くことが求められます。


公務員採用試験でなぜ小論文が重要視されるのか

最近の公務員試験では、小論文の配点比率が高く設定される傾向が強く、重要性が増しているケースが増えつつあります。

では、多くの公務員試験で小論文があるのはなぜなのかご存知でしょうか。

それは受験者に小論文を書かせることで、公務員に不可欠な「読解力」と「文章作成能力」があるかどうかを見極めるためです。

「読解力」とは、文字通り「文章を読んでその内容を理解する力」のことです。公務員の仕事では、様々な資料や書類などを素早く読み、理解した上で対処する能力が必要とされますので、そうした能力がどの程度備わっているかを、小論文から判断するのです。

もう一つの「文章作成能力」とは、正しく論理的な文章が書ける力です。公務員の仕事では、政策、法案、条例案など、内容を正確に伝える文章を作成することが求められます。

そのため、日本語が正しく使えているかどうかといった基礎的なことから、論理的な文章をまとめることができるかどうかなど、文章を作成する能力を試験官が小論文から判断するのです。

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よく出題される小論文のテーマとは

公務員採用試験における小論文では、多くの自治体で、「行政上の課題にどう取り組むか」というテーマが出題されます。

具体例としては、「少子化問題にどう取り組むか」「高齢社会にどう対応するか」「大地震にどう備えるか」「地方をどう活性化するか」などです。こうした定番ともいえるテーマは、実際に多くの自治体で出題されてきたものですから、押さえておくべきでしょう。

定番のテーマ以外にも、時代の変化に合わせたテーマが出題されるケースがあります。近年であれば「男女平等参画社会・女性の活躍」や「外国人の受け入れ・共生」、「行政におけるICTの活用」や「AI(人工知能)の躍進と活用」といったテーマが、社会情勢を反映したテーマとして出題される傾向にあります。

小論文対策の基本はこの3つ

1.社会問題や時事問題に関心を持つようにする

効率的な小論文対策として、まず挙げられるのは、社会問題や時事問題の基本的な知識を身につけておくことです。

出題されたテーマについて知らなければ、テーマについて小論文は書けません。先に挙げたようなよく出題されるテーマについて、普段から新聞やテレビ、ネットのニュース、あるいは官公庁が発表するデータや資料に注意を払い、自分なりの問題意識を持っておくことが求められます。

2.上手な人の小論文や過去問を参考にする

小論文対策としては、上手な人が書いた小論文を読むことも有効です。上手な人が書いた小論文は、書き方のポイントを押さえているため、読むだけでも学べることは多いものです。

また、過去に出題された小論文の見本解答もネットで検索できますので、ぜひ参考にしてみてください。読んでみるだけでも、論文をどのように展開させていけばよいのかが分かってきます。

3.基本の「型」を押さえておく

公務員試験の小論文には基本となる「型」があります。それは以下の3つです。

  1. 現状(背景・原因)
  2. 課題(問題点)
  3. 解決策

どのような社会問題がテーマであっても、まず「現状」に触れてから、次に「現状の課題」を挙げ、最後に、その「解決策」を提示します。

どういう順番で書けばよいか迷ったら「現状→課題→解決策」の順番で書いてみましょう。

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