町村役場職員の仕事内容や給与を解説!給与や働くメリットは?

快適な生活の立役者 町村職員になるには?

↓ 本記事の内容をざっくり4分で解説しています ↓

町村役場職員は地方公務員として安定した生活を送れるイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、具体的にどのような仕事をしているかご存じでしょうか。町村役場は地域の人々が快適な生活を送れるように、行政サービスを提供しています。

今回は町村役場職員の仕事内容について解説します。働く上で気になる給与はもちろん、地方公務員として働く3つのメリットもご紹介します。

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町村役場の主な課とその仕事内容

電話対応を行う男性

町村役場では町村民が安心して暮らせるように、それぞれの課に分かれて各種手続きやサービスを提供しています。どのようなことを担っているのか、町村役場職員の仕事内容についてご紹介します。

住民課/町民課|町村民の生活に関係する手続きを担う

住民課または町民課は、町村民の暮らしに関わる業務を担う部署です。各自治体で名称は異なりますが、以下のように担当が細かく分かれています。

  • 戸籍係
  • 保険年金係
  • 住民生活係

戸籍や住民票、国民健康保険、国民年金など個人情報も扱うため、情報漏えいがないよう注意が必要です。

窓口業務がメインのため、町村民と直接ふれあうことが多い部署でもあります。行政サービスについて厳しい意見を聞くこともあるものの、やりがいにつながる感謝の言葉が聞けるのも特徴です。

福祉課|子どもや高齢者の生活支援を担う部署

福祉課の仕事内容は町村民が安心して暮らせるように生活福祉に関する業務全般を担っており、以下のように担当が分かれています。

  • 高齢者福祉係
  • 障がい福祉係
  • 児童福祉係

高齢者福祉については、介護保険事業やケアマネジャーの研修業務、相談会の運営、障がい福祉は障がい者手帳の申請業務、生活や就労の支援、各種手当の申請など事務業務などがお仕事です。

児童福祉係は以下の業務を担っています。

  • 保育士の育成
  • 保育所の運営業務
  • 母子家庭支援
  • 不妊治療の助成金

ボランティアとして活動する民生委員や児童委員と関わりが深いのも福祉課です。

産業振興課|農地農政・農林畜産の振興を担う部署

産業振興課の仕事は地域の産業振興に関する業務を行う部署で、主に下記を担っています。

  • 農地農政や農林畜産
  • 農業をベースとした地域産業の振興
  • 畜産業や水産業の振興に関する業務

コンパクトな自治体では農業などの担い手不足が問題となっています。産業振興課では将来の農家を育てるため、生産者の育成にも尽力しています。ほかにも観光に関する仕事や商業・雇用対策などもおこなっている部署です。

農業の担い手不足が問題

建設課|建設・都市計画を担う技術職に人気の部署

建設課は自治体の建築土木・住宅・道路管理などの業務を担当する部署です。技術職のため、建築関係の有資格者が多く配属されています。建設関係者との打ち合わせもおこなうため、建築関係の有資格者でない場合は専門用語を知っておく必要があるからです。

住宅を建築できる区域を決めたり、用途地域を指定したりなどまちづくりの中心となって動く都市計画にも携われます。都市計画は技術職の中でも人気があり、配属希望者も多い部署です。

企画課/総務企画課|町村役場を支える部署

企画課/総務企画課は、一般企業でいう総務の役割を担っている部署です。以下のような仕事を担っています。

  • 自治体運営
  • 財産の管理・予算経理などの財務業務
  • 町長の予定変更など秘書業務
  • 役場職員の福利厚生

さまざまな部署と連携や調整が必要な部署でもあるため、コミュニケーション力が求められます。ほかにも、よりよい町づくりのためにイベントの企画や自治体の情報を発信するホームページの運営もおこなっています。

教育委員会教育課|社会教育や学校関連業務を担う部署

地域の子どもたちの教育に関する業務を担うのが教育委員会教育課です。以下のように担当が分かれています。

  • 社会教育や学習相談
  • 国際交流に関する業務
  • 青少年の健全な育成を目的とした非行防止対策
  • 芸術・文化鑑賞事業

幼稚園や小中学校、教育委員会とも連携して業務をおこなっており、英語指導助手(ALT)がスムーズに生活できるように、生活全般をサポートをするため語学が得意な方は歓迎されるでしょう。自治体によっては子ども会連合会の行事参加や成人式の企画・運営も担当する部署です。

広報課|広報誌やパンフレットの作成を担当

町村役場の広報関係を担当する部署で仕事内容は以下のとおりです。

  • 広報誌作成
  • 職員採用パンフレットの作成
  • イベント時の写真撮影・編集作業

広報誌の作成では他部署へ取材に行く機会が豊富なため、コミュニケーション力が必要です。イベント情報や政策などを聞いて、内容をまとめたら広報誌で発信します。広報誌の作成にあたり画像加工や編集、デザインなどのスキルが必要になるため、経験者は歓迎されるでしょう。

イベントが休日にある日は休日出勤を求められますが、代休の取得が可能です。

【公務員試験サクセス】

<町村採用試験・合格体験談>

実際の問題に近く、よく出る問題が集まっていて合格!
滋賀県 K・Sさん

急に地元の町役場を受験することになりました。

短期間で対策するため公務員試験サクセスの自治体別問題集に絞りました。公務員試験要点解説講座の使い方は予習です。問題集を解く前に聞きました。

事前に聞いておくと問題を解きやすくなるし記憶にもよく残ります。公務員サクセスのセットは、実際の問題に近く、よく出る問題が集まっていて短期攻略ができました。

ここまでのポイントまとめ①
住民/町民課、福祉課、産業振興課、建設課、企画/総務企画課など。
自治体別問題集には頻出問題が詰まっており短期攻略できる!
公務員試験サクセス

町村役場職員採用試験の受験対策を始める方・もう始めている方にも、以下の問題集が大人気です!

✅ 独学でコスパ良く対策したい
✅ 勉強のブランクを克服したい
✅ 仕事と両立していて時間がない
✅ 願書や面接、人物試験に自信がない

町役場で働く3つのメリット

町村役場職員は担う仕事量も多くありますが、安定した生活を送れる以外に知ってほしい町役場で働く3つのメリットをご紹介します。

1|リストラのリスクが少ない

町村役場職員を含む公務員は、基本的にリストラ(解雇)されることはありません。一般企業は企業の経営状況の悪化などが理由でリストラされる可能性があります。しかし、町村役場職員は自治体の税収が少なかったり、仕事で結果を作らなかったりしてもリストラをされることはないでしょう。

ただし、「分限免職」といって人員整理のためのリストラのようなものもあります。勤務実績や生活態度が悪いと対象になることを覚えておきましょう。

勤務実績や生活態度がよっぽど悪いと×

2|勤続年数に応じて給料がアップ

町村役場職員の給料は自治体によって異なりますが、基本的に働いた年数だけ基本給がアップする年功序列制度を取り入れています。毎年、必ず基本給がアップすることから急に給料が減って生活が困難になることはありません。そのため、住宅ローンなど高額なローンも通りやすいメリットがあります。

また、一定年数勤務すれば上の役職に自動的に上がるのも特徴です。ただし、自治体によっては係長や課長になるための昇任試験を導入している自治体もあるので確認しておきましょう。

良い物が買えるね~

3|地方公務員対象の優待を受けられる

地方公務員を対象に施設利用料の割引やホテル宿泊費用の割引など、生活のさまざまなシーンで優待サービスを受けることができます。主な優待サービスは以下のとおりです。

地方公務員を対象に施設利用料の割引やホテル宿泊費用の割引など、生活のさまざまなシーンで優待サービスを受けることができます。主な優待サービスは以下のとおりです。

  • 住宅ローンの優遇金利適用
  • レンタカー利用料金の割引
  • ホテル宿泊費用の割引
  • 旅行費用割引
  • ゴールドカードの優待利用
  • スキーやゴルフ場の優待利用

優待を利用する際は地方公務員であることを証明するため、身分証明書の提示が必要です。安定した生活を送れる上にさまざまな優待を利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。

【町村役場職員採用試験の詳細はこちら】

町村役場職員になるためには、まずは採用試験の内容について把握しておかなければなりません。試験の内容や、町村役場職員の詳細について解説します。

町村役場職員の給料は?

羽の付いた紙幣

町村役場職員の給料は一般行政職給料表の「職務の級」と「号給」を組み合わせた給料月額と諸手当で構成されています。基本給月額は約31万円。技術職で約29万円です。賞与は期末手当と勤勉手当を合わせたもので、平均年間支給額が一般行政職で約146万円。技術職で約134万円です。

 一般職技術職
基本給月額約31万円約29万円
賞与約146万円約134万円

初任給は大卒一般行政職で約17万円、技術職で約14万円となります。

ここでは期末手当と勤勉手当について紹介しましたが、公務員にはそれ以外にも多種多様な手当が存在します。時間外や休日の勤務手当はもちろんのこと、民間企業では聞きなれない「地域手当」や、離島などで働く場合に支給される「特地勤務手当」といったものです。

手当について詳しい紹介や、年収の金額、民間企業との比較については次の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ここまでのポイントまとめ②
住宅ローンの優遇金利、旅行費用割引、施設利用料割引などの優待がある。
一定年数で役職も上がる可能性あり。目指せ、公務員!
公務員試験サクセス

町村役場職員採用試験の受験対策を始める方・もう始めている方にも、以下の問題集が大人気です!

✅ 独学でコスパ良く対策したい
✅ 勉強のブランクを克服したい
✅ 仕事と両立していて時間がない
✅ 願書や面接、人物試験に自信がない

町村役場職員になるには?

町村役場職員の仕事内容やメリットなどを確認したところで、実際に町村役場職員になるためには何をすればよいかを考えてみましょう。

町村の公務員試験

町村役場職員になるためには、各自治体の公務員試験に合格し、採用される必要があります。

この公務員試験の内容は自治体によって内容が異なっているため、採用を目指すのであればまずは公務員試験の内容を確認しておかなければなりません。

基本的には、一次試験で筆記試験を行い、二次試験では面接試験を行う自治体が多いですが、それ以外にも小論文試験や集団討論などを行う場合もあります。

公務員試験の区分

公務員には多種多様の業種があるため、公務員試験でも仕事内容や学歴によって区分がされています。

仕事内容の区分だと、この記事で紹介した仕事内容に当てはまるのは、主に事務職や行政系、総合職と呼ばれるものです。これ以外に土木職や技術職と呼ばれるものや、保育士などの募集があります。

また、学歴による区分では、大卒程度にあたる上級、短大卒程度に当たる中級、高卒程度にあたる初級に分けられています。

ただし、学歴による区分は厳密なものではなく、自治体によっては学歴によらず上級や中級を受験できる場合もあります。

公務員試験の対策はどうする?

町村役場職員になるためには公務員試験が必須であるため、公務員試験の対策を行う必要があります。

ですが、公務員試験では判断推理や数的推理といった、独特な問題も出題されます。学校で行った勉強だけでは不安が残ります。

そこで、公務員試験に特化した問題集があれば、独学でも十分に対策することができます。

特に、公務員試験サクセスで作成されている自治体別問題集では、町村ごとの傾向に合わせた予想問題を解くことができますので、公務員試験の雰囲気を掴むためにも、実際の対策を行うためにも役立つことでしょう。

町村役場職員は地域に貢献したい気持ちが大切

町村役場職員は、安定した生活を送りたいと考えている地域の若者に人気のある仕事です。地域の人々が快適な生活を送れるように課に分かれてさまざまな行政サービスを提供しています。まちづくりに本格的に携われることから、地域を良くしたいと考えている方におすすめの仕事です。

安定した収入を得られる分、地域について考える時間はたっぷりあります。地域に貢献したいという強い意志をお持ちなら、町村役場採用試験を受けてみませんか?


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