教員採用試験は、受験する自治体や区分によって出題される問題が異なります。そのため、自分が受験する教員採用試験の問題を知って、高得点を得ようと、どの受験生も考えていることと思います。
それでは、教員採用試験の過去問を入手する方法は皆さん知っていますか?実はいくつか方法はありますが、それぞれにメリット・デメリットもあります。一世一代の受験ですから、なるべくメリットの多い選択をしたいですよね。
そこで今回は、教員採用試験の過去問の入手方法を解説したうえで、特におすすめしたい問題集や参考書を紹介します。
教員採用試験対策に過去問題集が有効な理由

教員採用試験対策として有効となるのが、過去問題が網羅された問題集や参考書を活用することです。問題集を使った勉強方法が有効となる理由は3つあります。
受験する自治体によって内容が異なるため
教員採用試験は、各自治体にて実施されています。「小学校教員」「中学校教員(数学)」など、受験する区分が同じでも、自治体によって出題される問題の内容や形式は異なります。そのため、自分が受験する予定の自治体の出題内容や形式を把握するためには、過去問が掲載された問題集の活用が有効となるのです。
たとえば教員採用試験の第一次試験では、以下の科目が出題されています。
- 教職教養
- 一般教養
- 専門教養
ところが、東京都など受験する自治体によっては第一次試験で一般教養が出題されません。仮に東京都の教員採用試験を受験するなら、一般教養対策は不要です。このことを知らずに一般教養の勉強をしてしまうと、無駄になってしまうでしょう。
小学校教員の教員採用試験を受験する場合は、自治体によって出題される専門教養の科目の範囲が以下の二つに分かれています。
- 5科目(国語・算数・理科・社会・英語)
- 全科(国語・算数・社会・理科・体育・音楽・図工・家庭・英語・道徳・生活・特別活動・総合的な学習の時間)
自分が受験する自治体の教員採用試験の範囲を把握するのにも、過去問の掲載された問題集が活用できます。
受験する自治体の出題傾向を分析するため
過去問の掲載された問題集を活用することで、自治体が頻繁に出題する問題と、それほど出題しない問題が把握できます。受験する自治体の出題傾向が分析できるため、得点源につながる範囲や問題を重点的に対策できます。
同じ形式の問題が、違う自治体で出題されることもあります。複数の自治体を受ける場合も、出題傾向を把握することで重複している問題内容や範囲が分かるため、より効率的な教員採用試験対策につながるでしょう。
問題に慣れるため
問題集を活用して繰り返し過去問を解くことで、徐々に問題の雰囲気に慣れていきます。本番の教員採用試験でも、問題に慣れていれば焦ることなくスムーズに解答ができるでしょう。
教員採用試験の過去問を入手する方法

教員採用試験対策に必須となる、過去問を入手する方法を解説します。
自治体の関連サイトからダウンロードまたは閲覧する
東京都のように、教員採用試験の過去問を公開している自治体の場合、関連サイトからダウンロードや閲覧が可能です。公開している関連サイトには、以下のものがあります。
- 教員採用ポータルサイト
- 自治体の教育委員会の公式サイト
- 自治体の公式サイト
関連サイトからダウンロードできる過去問は、無料で手に入るのがメリットです。ただし自治体によっては以下のように、かならずしも自分が求めている過去問が確実に入手できるわけではないことを覚えておきましょう。
- 過去問を公表していない
- 過去問を数年分のみしか公表していない
- 公表されているのは一部の問題のみ
- 配点や範囲は公表しているものの、過去問は公表していない
自治体の情報センターで閲覧する
自治体に関する情報の収集や閲覧ができる情報センターは、各自治体に設置されています。情報センターで教員採用試験の過去問を取り扱っている場合は、閲覧およびコピーが可能です。
情報センターの教員採用試験の過去問は共有物のため、必要な分だけコピーをしなければいけません。複数年度の過去問をコピーする場合、費用や手間が膨大にかかります。
大学の先輩から情報を得る
すでに教員採用試験を受けた大学の先輩から、出題された問題の情報を得る方法です。以下の方法があります。
- 先輩に直接聞く
- 大学の就活センターなどで情報を閲覧する
本人に直接聞ける環境なら、問題の内容などを質問できます。大学によっては卒業生から集めた教員採用試験の情報を取りまとめているところもあるでしょう。
無料で気軽に情報を得られる一方、あくまで先輩からの情報を集めただけなので、自分が受験したい自治体の情報は得られないことがあります。
過去問題集や参考書を購入する
教員採用試験対策のための問題集や参考書を購入する方法です。以下のメリットがあります。
- 自分が受験する自治体や区分の情報がピンポイントで得られる
- 過去問の出題傾向も分析されている
- 解答のほか解き方も理解できる
- 苦手分野など勉強したい科目ごとに問題集を入手できる
ほかの過去問を入手する方法よりもメリットが多い一方、購入に費用がかかります。だからこそ教員採用試験対策により有効な問題集や参考書を選ぶのが賢明です。
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教員採用試験対策におすすめの問題集と参考書を紹介

教員採用試験対策の問題集や参考書は多くの出版社から発売されているため、どれを選ぶべきか迷ってしまう人も多いでしょう。これから教員採用試験対策のできる書籍購入を検討している人に、おすすめの問題集と参考書「教員採用試験サクセス」シリーズを紹介します。
自治体別・合格レベル問題集
希望する自治体の傾向に合わせた対策ができる、模試形式の一般教職教養問題集です。実際に各自治体を受験した方から聞き取り調査を行っているため、過去問以上に精度の高いものになっています。以下の自治体のラインナップがあり、受験を希望する自治体の問題集を選んで対策ができます。
地方 | 自治体 |
北海道 | ・北海道 ・札幌市 |
東北 | ・青森県 ・岩手県 ・秋田県 ・宮城県 ・仙台市 ・山形県 ・福島県 |
関東・甲信越 | ・東京都 ・神奈川県 ・横浜市 ・川崎市 ・相模原市 ・埼玉県 ・さいたま市 ・千葉県 ・千葉市 ・群馬県 ・栃木県 ・茨城県 ・山梨県 ・新潟県 ・新潟市 ・長野県 |
中部 | ・愛知県 ・名古屋市 ・静岡県 ・静岡市 ・浜松市 ・富山県 ・石川県 ・福井県 ・岐阜県 ・三重県 |
近畿 | ・大阪府 ・大阪市 ・豊能地区 ・京都府 ・京都市 ・兵庫県 ・神戸市 ・奈良県 ・大和高田市 ・滋賀県 ・和歌山県 |
中国・四国 | ・愛媛県 ・高知県 ・鳥取県 ・島根県 ・広島県 ・広島市 ・山口県 ・岡山県 ・岡山市 ・香川県 ・徳島県 |
九州・沖縄 | ・福岡県 ・福岡市 ・北九州市 ・佐賀県 ・長崎県 ・大分県 ・熊本県 ・熊本市 ・宮崎県 ・鹿児島県 ・沖縄県 |
自治体別・合格レベル問題集のおすすめポイントは以下の通りです。
- 模試を3回分収録
- 頻出問題を網羅
- 1回60分の実践形式のテスト問題集
- 解答のほか、しっかりとした解説付き
出題傾向の把握はもちろん、苦手分野の分析や克服にも活用できます。
教員採用要点解説講座
教員採用要点解説講座は、音声解説と頻出問題のセットです。音声解説には以下のおすすめポイントがあります。
- これまで蓄積した教員採用試験データから頻出問題や重要項目を厳選して収録
- 1単元5分以内のためスキマ時間に勉強できる
- 講師がポイントを凝縮して詳しく解説
頻出問題は、以下の計200問を収録しています。
- Ⅰ学習指導要領/教育法規 50問
- Ⅱ教育原理/教育心理/教育史 50問
- Ⅲ人文科学/社会科学/副教科 50問
- Ⅳ自然科学 50問
自宅にいながらも予備校の授業のような教員採用試験対策が受けられるのが魅力です。「この対策セットだけで合格できた!」「仕事と両立して対策するハードルが下がった!」と94.1%のお客様に満足いただいています。
面接最強ワーク
教員採用試験は筆記試験だけでなく面接対策も必須です。面接最強ワークでは、教員採用試験の面接の頻出質問40問と、回答のポイントを学べます。
面接最強ワークのおすすめポイントは以下の通りです。
- 最短8日間で面接対策が完了できる
- 本番のように1問1答で練習できるMP3音声プレーヤー付き
- 簡単なワークを通して自己分析ができる
音声解説を使ってスキマ時間での面接対策ができます。自己分析にも有効な教材のため、説得力のある志望動機の作成にも活用できます。
集団討論最強ワーク
集団討論を勝ち抜くためのスキルが身に付けられる教材です。以下のおすすめポイントがあります。
- 最短8日間で集団討論対策が完了できる
- 25個の討論テーマを収録
- 1人でも集団討論の練習ができるオリジナルワーク
- 教育関係時事のキーワードを収録
「型」に沿って掘り下げるワークのため、練習するほど柔軟な回答や意見が出せるようになります。集団討論にかかせない教育関係時事のキーワードを収録しているので、幅広いテーマに対応できる討論力も身に付けられます。
教員採用試験対策は問題集や過去問から傾向を学ぼう
教員採用試験対策には過去問が掲載されている問題集が必須となります。いろいろな方法で入手できますが、おすすめなのは自分の受験する自治体や対策したい範囲の過去問が確実に手に入れられる問題集です。効率よく勉強できる問題集を入手し、確実に合格を勝ち取りましょう。