地方公務員試験に合格する問題集の選び方!複雑な試験内容も解説

地方公務員試験に一発合格!おすすめもんだいしゅうは〇〇!

地方公務員とは、市役所や県庁などの職員や警察官、消防士など、地方公共団体で働く職員のことです。地方公務員試験の内容は範囲が膨大で複雑なイメージを抱える受験生が多いですが、この記事に辿り着いたらもう安心です。

ただ1つ、突破口があります。そこで今回は、地方公務員採用試験対策に向けた問題集の選び方のコツを解説します。そして記事の後半では、過去問が無くても傾向をしっかり掴める、「実際に試験を受けた受験生の生の声」をもとに作られた問題集についてご紹介します。

地方公務員試験は自治体の傾向をふまえた対策が必須

中央にチョークで書いた電球一つ

地方公務員試験は、地方公共団体の職員として働くために受ける試験です。第1次試験と第2次試験に分かれており、筆記試験と論作文、面接試験などで評価されます。筆記試験は知能を重視した一般知識を問う問題だけではなく、自治体独自の問題も出題されるのが特徴です。そのため、自治体の傾向をふまえた対策が必要になってきます。

地方公務員試験の試験内容と対策方法

白い服を着た人が勉強している

地方公務員試験は基本、筆記試験と論作文、面接試験がおこなわれます。近年は人物重視で採用する傾向があり、それぞれしっかりとした対策が必要です。地方公務員試験の試験内容について解説します。

教養試験は地方公務員として必要な知識を評価

筆記試験は教養科目と専門科目に分かれており、第1次試験で実施されます。教養科目は公務員として必要な一般的な知識量を評価するためのもので、高校の学習分野から出題されます。以下に出題内容の例をまとめました。

試験分野

科目

内容

知能分野

数的処理

判断推理、数的推理、資料解釈、空間把握

文章理解

現代文、英文

知識分野

人文科学

世界史、日本史、地理、思想、文学・芸術

自然科学

数学、物理、化学、生物、地学

社会科学

法律、政治、経済、社会、時事

教養試験と専門試験の一部は五肢択一のマークシート方式で実施されます。受験生の知識量が明確に点数となってあらわれるため、しっかりとした対策が必要です。

近年、多様な人材を確保するため、専門試験や論作文試験を実施しない「新方式」試験の導入や「特別枠」を設けている自治体もあります。東京都や京都府などが「新方式」を採用しており、筆記試験の負担が軽いのが特徴です。

専門科目は一般行政・専門職で実施される

筆記試験の専門科目は実施されない自治体もあります。おもに大学で学ぶ範囲が出題されるため、専門科目に関する深い知識が求められます。

試験の種類内容
一般行政政治、社会政策、行政学、憲法、民法、労働法など
福祉社会福祉概論、社会学概論、心理学概論など
心理一般心理学、応用心理学、調査・研究法、統計学など
農業土木数学・水理学、材料力学、流体力学など
土木数学・物理、応用力学、水理学、土質工学、水理学など
機械数学・物理、物理化学、材料力学、流体力学、熱力学など
建築数学・物理、構造力学、材料学、建築史、建築構造など
化学数学・物理、物理化学、分析化学、化学工学など
農業作物学、栽培学汎論、園芸学、育種遺伝学、植物病理学など
林業森林政策・森林経営学、造林学、林業工学、砂防工学など

試験の種類によって出題科目が変わります。自治体によっては試験問題の例題をホームページで公開していますので、傾向を知りたい方は参考に確認しておくとよいでしょう。

論作文試験はテーマに沿った内容を書く

論作文試験は第2次試験で実施されますが、自治体によっては第1次試験で実施されます。示されたテーマに沿って、自分の意見を指定文字数内でまとめる形式です。文字数は1,000文字前後で60~90分の時間制限が設けられています。

試験の種類によってテーマの難易度が異なり、自治体に関するテーマが出題されやすいのが特徴です。民間企業経験者枠の試験では前職の経験を盛り込んだ内容を書くことが求められることもあります。職種に関する知識や自治体特有の時事情報を把握した上で、自身の体験談を盛り込むと内容に説得力が加わります。

論作文には書き方の「型」があるため、書き方に慣れるまでくり返し書いて練習することが大事です。人物評価にも用いられるため、誤字脱字に注意しつつ、読みやすさを意識して丁寧に書きましょう。

面接試験はおもに個別面接が実施される

面接試験はおもに第2次試験で実施されます。面接形式は個別面接が主流ですが、自治体や試験区分によっては集団面接や集団討論を実施することもあるため、確認は必須です。論作文試験と同様に、人物評価の対象となる試験のため対策は必要です。教養試験の結果が良くても、面接試験で評価が下がると不採用の可能性もあります。

面接官からよく聞かれる質問には、必ず回答できるように用意しておくことが大切です。採用後、公務員としてどのように活躍したいのかを面接官にアピールできるようにしましょう。

試験の種類によっては体力検査が実施される

地方公務員のなかでも警察官や消防士は、職務を遂行できる体力があるか確認するために体力検査が実施されます。体力検査は文部科学省の「新体力テスト実施要項(20歳~64歳対象)」をもとに以下のテストが実施されます。

  • 握力
  • 長座体前屈
  • 上体起こし
  • 20mシャトルラン
  • 持久走
  • 50m走
  • 反復横とび
  • 立ち幅とび
  • ソフトボール投げ
  • ハンドボール投げ

体力に自信のない方は、受験勉強の合間に身体を動かして体力をつけておきましょう。

問題集の選び方とおすすめの問題集

白い5個のサイコロSTUDYの文字

地方公務員試験対策に選ぶ問題集は、試験の種類と自治体の出題傾向をふまえた対策が必要です。問題集を選ぶときに押さえておきたいポイントとおすすめの問題集をご紹介します。

自治体別・職種別の問題集

地方公務員の職種はさまざまあります。警察官や消防士の場合、全体を対象にした問題集では出題範囲をカバーできない可能性があります。職種に関する問題にも対応できるように、職種に対応した問題集を選ぶことが大切です。

「公務員試験サクセス」では市役所や県庁、警察官、消防士など地方公務員試験に対応した問題集を提供しています。「自治体別・公務員採用試験問題集」は実際に自治体を受けた受験生の声をもとに作成している予想問題集で、過去問さながらの精度の高さがあると92.8%のお客様が満足の評価をくださっています。

1冊あたり実践的な模試が2回分収録されています。試験の形式に慣れておきたい方にもおすすめです。問題はすべてくわしい解説がついているため、くり返し読むことで疑問点の解消につながり、理解を深めることができます。

市役所の事務系区分に対応した「専門(事務系)試験合格レベル問題集」も提供しており、教養試験問題集とあわせて取り組むことで、出題範囲を幅広くカバーできます。

願書・論作文の書き方を学べる

「公務員サクセス」の「公務員願書+論文最強ワーク」なら、最短10日間で、合格できる願書と論文を作成できます。願書ワークでは、自己分析ワークをこなしながら、自分の性格に合わせて、志望動機や自己PRを書くことができます。面接対策としてご活用くださる方も多くいらっしゃいます。

論文ワークは、誰でも論文が書きやすくなる4つの型を用意しており、文章を書くのが苦手、という方も克服しやすくなるポイントを掲載しています。また、付属のMP3プレーヤーでは、論文作成に必要な公務員の視点を身に着けられる音声解説を聴くことができます。専門的な知識が身につけば、面接試験や集団討論においても、一層説得力のある発言をしやすくなるでしょう。

音声解説で理解を深められる

「公務員要点解説講座」は公務員試験の膨大な出題範囲から、データ実績をもとに頻出問題を抽出して「判断推理」「数的推理」「文章理解」「社会科学」の4分野にまとめた教材です。暗記した内容を書き出すためのオリジナルノートがついており、聞く・書く・読むの3つの動作を通して、記憶の定着をしっかりサポートしてくれます。

また、付属のMP3プレーヤーを使って、通勤時間や寝る前など、スキマ時間に、解法テクニック185個を聴けるのが一番の人気のポイントです。簡潔にまとめられた音声解説を反復して聞くことで、無理なく知識や理解を身に付けられる仕組みになっています。

地方公務員試験は自治体別問題集で効率よく勉強しよう

自治体別の出題傾向にあわせて作られた問題集を活用して、憧れの地方公務員を目指しましょう。

試験対策を具体的に進めるにあたって、「たくさんの科目、いったいどんな勉強をすれば合格できるのかわからない」という受験生からの不安の声が多く届いています。以下の記事では、公務員試験の出題科目と、その傾向と対策を解説しています。しっかり事前準備をして、効率的な対策を立ててから勉強に取り組んでください。


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