範囲の広さに諦めない!人文科学は参考書選びも絶対重要

人文科学は教養択一内の一般知識にあたる分野です。「日本史」「世界史」「地理」などの膨大な範囲から出題されるため、公務員試験の対策の中でもっとも手間がかかるという声もあります。

膨大な範囲だというのに公務員試験で出題されるのは2問程度ずつという特徴もあるため、的を絞った勉強するのが効率的です。

本記事では人文科学について、出題傾向・対策を踏まえて詳しく解説いたします。

人文科学とは

人文科学は日本史・世界史・地理をはじめ、多くの知識を試されます。

センター試験に挑戦する程度の学力と知識があれば実力的には問題ないとされますが、とにかく範囲が広すぎるため、対策にかなりの時間が必要となります。公務員試験ではほかの科目の対策もおこなうため、いかに効率良く勉強していくかが鍵になるでしょう。

公務員試験で頻出される範囲はおもに以下のようになっています。

  • 日本史……近現代史、テーマ史
  • 世界史……アメリカ、イギリス、アジアの近現代史
  • 地理……世界の地域、自然と人間

日本史や世界史では、学生時代に経験した通り、相当量の暗記が求められます。大卒の人の中には高校時代で歴史の勉強から離れているケースもあり、苦手意識を持つこともありそうです。日本史は高校の日本史B、世界史は同じく高校の世界史Bからの出題です。

また、職種ごとに出される問題の傾向が異なっていることにも注目です。国家公務員総合職、一般職では、法制史や政治史などからも出題されます。職種ごとの適切な対策が必要です。

地理は暗記項目が日本史・世界史よりも少ないものの、暗記だけでは解けない要素を持っています。1つの国の事象について解答を求められたとき、地形や気候まで考慮しなければならないといった例もあり、「暗記+思考」が必要な科目です。高校の地理Bから出題されます。

また、地理は社会情勢によって内容に変更や拡大が有り得る分野です。高校時代の勉強から長く時間が経っている人は、最新の情報へのアップデートが必須です。ほかに得点源があるのなら人文科学は後回しに…という考えもありますが、「以前(学生時代に)学習している」という事実は大きなアドバンテージに繋がる可能性があります。特にセンター試験対策でしっかり勉強した人なら、軽く復習するだけでも記憶が蘇り、得点源にしやすくなります。


人文科学の特徴と対策

人文科学は範囲が広く、膨大な知識が必要であるという点が最大の特徴です。あまりにも膨大すぎてどこから手をつければ……と悩んでしまう人もいるかもしれません。

ただ、「あまり難易度の高い問題は出ない(センター試験対策レベルで充分)」という点も特徴です。範囲が広いとはいえ、毎日少しずつ、出題傾向に合わせたカリキュラムをこなせば少しずつ実力がついてきます。

前述しましたが、高校時代に1度勉強している範囲です。センター試験のときの参考書・問題集が大いに役に立ちます。

もちろん公務員試験用の教材がもっとも試験に即しており、確実なサポート力を持っていますが、高校生向けの書籍はある程度簡易で分かりやすいという利点があります。歴史・地理が苦手だという人は、まずは簡易な方法で理解を深め、苦手意識の克服を目指してみるのも良い方法です。

まれに難易度の高い問題が出されることがありますが、そこは無理をせず、ほかの問題を確実に取れる実力を身につけておきましょう。難問も解けるに越したことはないのですが、考え込んで制限時間を浪費してしまっては元も子もありません。

公務員試験の本番で、人文科学の解答時間は3分~4分程度がベターな配分です。時間配分は試験対策の1つでもあり、可能な限りペース良く進めることが成功への鍵になります。

そのためにも問題のパターンに慣れ、すぐに解答できるよう、日頃からの訓練が重要です。公務員試験対策に向けられた過去問集を繰り返し使って学び、必要であればセンター試験対策のときに使った参考書や過去問集も用いましょう。

「センター試験対策の参考書は公務員試験対策としてあまり向いていない」という声もあります。公務員試験はセンター試験が受けられる実力があれば充分なのですが、逆に「センター試験並の知識は公務員試験対策として難易度が高すぎる」と感じる人もいるようです。

そう感じる人は、やはりセンター試験対策の参考書ではなく、公務員試験に特化した参考書を買ったほうが効率良く勉強できるでしょう。また、とくにそう感じるというわけではないとしても、やはり「効率良く勉強する」という点を考えると、公務員試験のために作られた参考書のほうが扱いやすいと考えられます。

時間配分の意識と参考書選択が大事

人文科学の対策は、過去問を繰り返し解くこと、時間配分を意識すること、そして自分が使いやすいと感じられる参考書を見つけることが重要だと言えます。

確実に出題されると分かっている分野なのですから、範囲が広いからと諦めず、頼れる得点源にするために、自分に合わせた対策を選択していきましょう。