捨てるなんてもったいない!英文は文章理解の得点源

公務員試験の文章理解では「現代文」「古文」「漢文」「英文」が出題範囲です。なかでも「現代文」「英文」からの出題比率が高く、高得点を狙うのなら対策が必須となるジャンルです。

現代文の文章理解は得意でも英文は苦手、何とか解答はできるけどもっと効率的に解きたい……など、苦手意識を持っている人もいるでしょう。しかも近年の公務員試験では、英文が難化傾向にあると言われています。

しかし、しっかりとした準備をすれば、同様に英文が苦手という人と差をつけるチャンスに変わります。

本記事では文章理解の「英文」の特徴や、勉強方法について解説いたします。

文章理解の「英文」とは

英文は現代文と同様、「内容把握」「要旨把握」「空欄補充」「文章整序」の分野から出題されています。なお、職種によって出題されるもの、されないものがあります。

求められる英語能力はそこまで専門的なレベルではなく、センター試験に挑戦できるレベルであれば大丈夫です。高校時代に英語の授業が得意だった人なら、不得手だった人よりもハードルが低いでしょう。

不得手だった人も、勉強次第で得点源に変えられるかもしれません。

実際のところ、公務員試験では英文を捨てる人もいます。難解だと感じる英文に時間を割くより、得意分野の解答で得点を取るというテクニックの1つです。

試験には制限時間があるため、苦手な分野で足踏みして時間を浪費するよりも、得意分野で高得点を取ろうという立派な戦略です。

しかし英文は公務員試験の中でそれなりに出題比率が高く、重要視されています。例として国家公務員総合職試験を見てみると、文章理解全40問のうち、英語は7問、現代文は4問出題されています。この7問を捨てるのは惜しいと思いませんか?

また、いざ公務員になったとき、配属場所によっては英語能力があったほうがスムーズな仕事ができることもあるでしょう。グローバル化が進む時代、いつ英文の勉強が役に立つか分かりません。

目の前の試験と将来のキャリアプランを考えると、英文は捨てないほうが良いでしょう。


英文の対策

英文の対策は、何はともあれ、まずは数問ほどを解いてみましょう。そのときに「分かる」「まあまあ分かる」「分かりにくい」「絶望的に分からない」と、自分の英文能力が予測できます。「絶望的に分からない」場合は、まずは初心者向けの本を買ったり、学生時代の教科書を見返したりと、簡単な文でもいいのでとにかく英語に触れることから始めてみましょう。

少しずつ触れて苦手意識さえなくしてしまえば、公務員試験のレベルの英語は読み解けます。それ以外なら、参考書などを使って的確に勉強することで点数は十分上がる可能性があります。「あまり上手く理解できないな、分からないな」と思ったら、以下のことを分析してみましょう。

  • 単語の意味が分からない
  • 文章の構成が分からない(文法が分からない)

自分がどちらであるか理解すると、おのずと効果的な勉強方法が分かります。

単語の意味が分からないのなら、学生時代にお世話になった単語帳で単語の知識のインプットを毎日のカリキュラムに加えます。文章の構成が分からないのなら、やはり学生時代に使った文法の本を改めて紐解きましょう。

英文の文章自体は難易度が低め

単語力と文法力があれば、英文でよく出される「内容把握」にも対応しやすくなります。

英文の問題は現代文より比較的難易度が低めです。現代文では引っかけ問題も出るのですが、英文はほとんどそんなものがなく、素直な構成の問題が出される傾向にあります。

つまり、「英文は読むことさえできれば、現代文より簡単に得点源にできる」とも言えるのです。徹底した単語知識、あるいは文法知識があれば、英語を捨てるほかの受験者よりも一歩先んじることができるでしょう。

過去問で実践を積み、試験本番に臨む

英文の対策としては、過去問の活用が挙げられます。まずは過去問を解き、答え合わせをして自分に足りないものを把握しましょう。それから単語や文法など、自分の弱点を勉強します。単語量、文法を増やし、問題文を短時間で理解できるよう、試験の準備期間中に着々と知識を蓄えておきます。

そして複数の過去問をこなし、全問正解が当たり前になるレベルを目指しましょう。過去問を多く解き続けることにより、公務員試験における英文の傾向が浮かび上がります。

前述の通り、問題そのものは現代文よりも分かりやすい構成です。ひねった問題は出ない傾向です。だからこそより確実に理解できるよう、単語量、分量知識を増やすことが大切です。

単語帳や文法本からだけではなく、過去問を解いているうちに単語量や文法知識が増えていくことも。過去問に分からない単語や文法が出てきたら、それもしっかりと覚えましょう。

単語量・文法知識に自信が持てるようになったら、今度は試験本番の時間配分を考えましょう。公務員試験では1問につき3~4分での解答が適しています。あまり長くなると時間切れになり、不本意な結果になりかねません。知識が増えると、英文に慣れれば読む速度も速くなるため、さらに時間が短縮できます。

英文はしっかり準備して確実に点数を取りに行こう

英文は毎日コツコツと、できれば1年は準備期間を設けたいものです。時間がかかりますが、その分、単語や文法知識さえものにすれば確実に結果を出しやすいジャンルです。ぜひ得点源とすることを目指して毎日のカリキュラムに組み込んでください。