公務員試験の「時間が足りない」問題の解決法は?ミス予防の3つのコツ

「時間が足りない!」 それ、使い方が違うかも?

↓ 本記事の内容をざっくり4分で解説しています ↓

公務員採用試験に合格するためには、まず一次の筆記を突破する必要があります。いざ過去問題を解いてみると…「時間が足りない、最後まで解けない」というお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?

合格を目指すためには、早めに解決しておきたいこちらの問題。公務員試験で時間が足りなくなる理由と対処法について、わかりやすく解説します。

公務員採用試験で時間が足りなくなる理由は「配分ミス」

重要なポイントを掲げる

公務員採用試験で、「時間が足りずにすべての問題を解ききれなかった…」と語る方は、決して少なくありません。

特に教養試験(基礎能力試験)は、問題数に対する試験時間が、非常にシビアに設定されています。試験の内容は志望先によっても異なりますが、出題数50問程度で120~150分の試験時間を設定されているケースが多くみられます。

仮に試験時間が120分であれば、1問当たりにかけられる時間は2.4分。複雑な問題も含め、すべての問題をこの時間内で解ききることは、難しいのが現実です。

とはいえ、公務員採用試験の対策をきちんとしてきた方にとって、「時間が厳しい」というのは周知の事実。急いで解かなければならないことを知っていても、本番で時間が足りなくなってしまう理由は、試験時間の配分ミスにあると言えるでしょう。

教養試験は以下の2分野で実施されます。

  • 一般知能(文章理解・数的処理)
  • 一般知識(社会科学・人文科学・自然科学)

このうち、問題を解くのに時間がかかるのは一般知能です。

一般知識は、その名のとおり受験生の知識を確かめる問題ですから、答えを知らなければ回答しようがありません。一方で、答えさえ知っていれば一瞬で回答を導き出せます。

一般知能は問題を読み、自分の頭で考えて答えを導き出す必要があります。特に数的処理は複雑な問題が出題されるケースも多く、「もう少しで解けそうなのに…」と粘った結果、想像以上に時間をロスしてしまいがちです。

先に一般知能問題に取り組んだ場合、一般知識の問題にまで手が回らない!という事態に陥ってしまう可能性もあるでしょう。

受験する試験を決めたら、時間配分についてもぜひ意識してみてください。自分自身の得意分野・不得意分野を踏まえた上で、どの分野・科目にどれだけの時間を費やすのか、目安を決めておくだけでも大丈夫です。

時間が足りなくなるリスクを低減できます。

出題科目の内容や傾向は、当ブログの「地方公務員試験対策に!出題科目の内容や傾向を解説」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。


【公務員試験サクセス】

<公務員試験・合格体験談>

常にMP3を持ち歩いて聞き流し188の解法を身につけ合格!
茨城県 S・Sさん

受験期間中は不安や焦りとの戦いでした。県庁職員、最後の受験のチャンスで落ちるわけにはいかずとにかく安心するために勉強していました。

公務員サクセスの要点解説講座はお守りのように常にMP3を持ち歩いて聞き流していました。繰り返すと自然に覚えていくので重宝でした。判断推理45、数的推理45、文章理解60の解法と社会科学のキーワードを覚えた頃には自治体別問題集も常に得点7割を超えて不安はなくなっていました。おかげで合格し、県庁職員に滑り込みセーフ。春から頑張りたいと思います。

ミスを防ぐための3つのコツ

時間配分を意識していても、どうしても時間が足りなくなってしまう…という場合には、以下の3つのコツを意識してみてください。時間配分ミスを防ぐためのポイントを紹介します。

数的処理にかける時間は最大でも半分

多くの受験生が時間配分をミスする原因になるのが、数的処理です。

「絶対に解こう」という強い意志を持っている人ほど、数的処理でつまずきがちです。複雑な問題になると、「10分以上かけても解けない」という問題も少なくありません。

すべての問題に目を通そうと思うのであれば、数的処理にかけられる時間は、最大でも試験時間の半分までです。試験時間が120分であれば60分、150分であれば75分を持ち時間と捉えてください。

この時間を使い切ってしまったら、次の科目の問題へと進みます。最後まで解いて、もし時間が余ったら、再度数的処理に戻ってきましょう。

難問は「避ける」のがベスト

公務員採用試験で、すべての問題を確実に解くのは無理です。

試験範囲は広大で、複雑で難しい問題が出されるケースも珍しくありません。難問にぶつかってそこに囚われてしまうと、それも時間配分ミスの原因になります。

公務員採用試験には「難問」も含まれていますが、「簡単な問題」も決して少なくありません。難問にばかり気をとられていて、簡単な問題に手が回らないのはもったいないこと。

解けない問題はいったん飛ばして、解ける問題を確実にとっていきましょう。公務員採用試験は6~7割程度取れれば、合格ラインに到達できます。「できない問題があるのも当たり前」と捉え、より確実に得点できる問題を探してみましょう。

とにかく経験を積んで慣れること

時間配分の大切さを知っていても、模試になるとうまくできない…という場合に、足りていないのは経験です。

知っているからといって、すぐに実践できるとは限りません。本番と同じ形式で問題を解きつつ、自分なりの感覚を掴んでいきましょう。

何度も繰り返していると、「数的処理に時間を使い過ぎた」「そろそろ一般知識にいかなければ間に合わなくなる」など、感覚で時間がわかるようになってきます。事前に練習を積んでおけば、「本番で緊張して実力が出せなかった」なんてことにもなりません。できる限り多くの練習を積んでおきましょう。

普段の勉強から自分なりの時間配分を身につけておこう

公務員採用試験、特に教養試験においては、短い時間内に大量の問題をこなす必要があります。何も考えずに試験に取り組んでいると、時間が足りなくなるのは当然と言えるでしょう。

だからこそ重要なのは、「時間が足りなくなる恐れがある」と認識して、事前準備を整えておくことです。科目ごとに目安時間を設定しても守れない場合は、より大胆に、捨て科目を作るのも戦略の一つ。

また「数的処理で目指す得点は〇点」と決めて取り組むのもおすすめです。目標をクリアできれば、気持ちよく次の科目へと進んでいけるでしょう。

どんな時間配分がベストなのか、判断できるのは自分だけです。普段の学習から、予想問題や過去問題を活用し、自分なりのペース配分を身につけていってください。


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