警察官志望の方に多いお悩みに「警察官にはなりたいけど、試験勉強の範囲が広すぎる。」「体力に自信がない」このようなものが多く届いています。
たしかに、警察官採用試験では、教養試験や面接、論文試験、体力検査と、対策範囲が広いのです。だからこそ、対策なしでの合格はハードルが高すぎます。多くの時間を割いて勉強すれば合格するというものでもありません。
答えを最初に申し上げますと、参考書選びが合格への一つのカギとなります。今回は参考書の選び方やおすすめの参考書を試験カテゴリーごとに解説します。自分に合った良質な参考書や本に出合えるヒントを掴みましょう。
警察官採用試験の参考書の選び方
通販サイトを検索すると、警察官採用試験の対策用の参考書が数多く見つかります。数が多すぎて、どの参考書を選べばいいのか迷っている人も多いことでしょう。
まずは警察官採用試験対策を効率よく進めるために、参考書選びのコツからご紹介します。
試験の全体像を把握するために、概略が分かる参考書をまずは選ぼう
警察官採用試験の内容は、単純ではありません。まずは試験の全体像を把握することが大切です。
大卒程度あるいは高卒程度と、受験する試験ごとに難易度が異なります。いずれの試験でも、教養試験で合格点に達するためには、幅広い科目を勉強しておくことが重要です。
概略が分かる参考書を選べば、体力検査、教養試験や論文試験などの筆記試験、人物をみるための適正検査や面接試験など、試験カテゴリーごとに対策する必要性への理解がはかどります。
また警察組織そのものの概略が分かる参考書も、試験前に読んでおくと「警察」自体に理解が深まるのでおすすめです。
公務員全般ではなく警察官に特化した参考書を選ぶ
警察官採用試験の面接および小論文試験では、普段あまりなじみのない「警察の仕事」にまつわるテーマが出題されます。
一般的な公務員試験全般に対応できる面接および小論文対策の参考書は、警察官の採用試験ではあまり役に立ちません。各都道府県警察で今までに実際に出題された質問やテーマが収録されており、模範解答例と解説がついた参考書を選ぶようにしてください。
例えば「警察が取り組むべき課題」を聞かれたら、どのように答えれば良いのでしょうか?普段から「警察組織」について問題意識を持ちながら、面接や小論文の対策をする必要があります。
警察官としてふさわしい回答例を、解説を繰り返し読むことで身につけられる参考書が良いでしょう。
1次試験(教養試験)対策には詳しい解説がある参考書がおすすめ
教養試験対策として選びたいのは、詳しい解説つきの過去問題集です。解説が充実していない問題集を購入しても、答えを暗記するだけで終わるため、基礎的な知識力や応用力が身につきません。
過去問と全く同じ問題が出題されるとは考えにくいので、なぜその答えを導きだせるのか解説を通じて学ぶことが大切なのです。
解説の充実度が高いと、反復学習の成果が上がります。
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警察官採用試験の直前対策には試験形式の問題集を
公務員試験は出題科目が多いため、全ての科目において高得点をマークできる人はまれではないでしょうか?
直前対策では、試験形式の問題集を解くようにすると、自分自身が「得点しやすい科目」
「正答率が安定しない科目」「なかなか得点できない科目」が見えてきます。
集中的に勉強すべきはどの科目なのか、試験形式の問題集を活用して探してみてください。そこで見えてきた対策の必要な科目に、重点的に取り組むようにしましょう。
【公務員試験サクセス】
<警察官採用試験・合格体験談>
解法を身に付けたら、判断推理で8~9割得点できた!
福島県 R・Fさん
学生からブランクがある上に勉強は苦手でした。ゼロスタートなので、第一志望の県警に合格した先輩に、どんな問題集を使っていたのか、今の時期は何をやったらいいのか、不安な事は全て聞いていました。そこで公務員試験サクセスの問題集を教えてもらいました。
県警別問題集も、解説講座も、情報の宝庫です。判断推理は45の解法を身に付けたら、8~9割得点できるようになりました。ゼロからでも必ず解けるようになります。おかげで合格できましたが、信頼できて頼りになる教材を見つけられた事は、大きかったと思います。
警察官採用試験の「概略書」のおすすめポイント3点
ここでは、警察官採用試験に臨む前に読んでおきたい、試験の概略や警察組織について理解を深められる参考書を選ぶために、おすすめのポイント3点をご紹介します。
採用試験のアウトラインが理解できる
警察官採用試験の概略書として最初に見るべきポイントは、ざっくりと警察官採用試験のアウトライン(概要)について理解できる内容かどうかです。
採用試験全体がまとめられている参考書だと、警察官になりたい人の「どうすれば合格するの?」といった素朴な疑問に答え、採用試験を攻略するポイントが分かりやすく解説されています。
対策だけでなく過去問模試を収録されているものだと、リアルに採用試験を体験することができるため、試験の概要を知った上で自分の実力を試してみたい人にぴったりです。
科目別の傾向と対策が分かる
警察官採用試験の概要に加えて、科目別の頻出問題の傾向と対策が解説されている問題集を選ぶと、対策を取りやすくなります。作文・面接対策もできるとなお良いです。
概要を学ぶことで警察官採用試験の基本的な情報の理解ができ、科目別の傾向と対策ができることで頻出問題の対策や試験直前の勉強にも対応できます。試験に合格するためのノウハウを手早く得られることでしょう。
警察官の専門常識・基礎知識
警察官の仕事、基礎知識や専門常識を収録した参考書も対策に役立ちます。警察官に必要な資質、警察組織の概要や警察官の活動まで詳しく学ぶことができます。
さらに警察官が知るべき法律、日常的に使用する装備や警察の歴史まで学ぶことができれば、一読するだけで面接や小論文のテーマに取り組みやすくなるでしょう。
このような参考書であれば、1冊で警察官という仕事への理解を深められます。もちろん警察官採用試験についての問題集がまとめられていることも重要なポイントです。
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警察官採用試験の「1次試験(教養試験)対策」おすすめポイント3点
ここでは、警察官採用試験の教養試験対策としての参考書を選ぶために、おすすめのポイント3点をご紹介します。
自治体別の警察官採用試験問題集
「試験まで時間がない方」「広範囲な科目を効率よく学習して、教養試験の直前対策をしたい方」におすすめなのが、ディスカバリー出版の試験問題集です。
都道府県別に特化した対策ができるほか、充実した解説・解答がついているので、ポイントをおさえながら志望する県警の採用試験対策ができます。解説は知能分野の出題内容攻略にも役立つことでしょう。
実戦さながら、120分で解く教養試験模試の2回分が1冊に収録されています。本試験での時間配分を確認しながら、地域別の直前対策を進めたい人にぴったりです。
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過去問から分析された対策問題
過去の警察官採用試験の出題傾向を徹底分析した上で、対策問題が選ばれている問題集だと、必要な部分の対策を集中して行うことができます。特に問題と解説が1度に見やすいものだと、反復学習しやすくなり、対策が取りやすくなります。
過去の試験を分析している問題集だと、最新の出題順や出題数比率まで配慮されている場合も多いです。そのため、主要科目の掲載数が多く重点的に学べるのがポイントです。一般的な出題傾向を把握し、自身の実力を試してみたい人におすすめです。
警察官採用試験によく出る漢字・熟語の対策
五肢択一式の教養試験に加えて、警察官として職務遂行必要な国語力をみる記述式の国語試験が警視庁では実施されます。スマートフォンやパソコンを使う毎日の生活の中で、漢字の読み・書きに不安を感じる人も多いでしょう。
教養試験に向けて熟語や慣用句などの意味をおさえるほか、論作文試験や面接カードの記入に備えた漢字対策も必要です。
漢字のチェックリスト、単語集のように赤シートが付けられているものであれば、効率よく学習を進められます。国語試験の対策では漢字力はもちろん、警察官採用試験に必要な知識も学べるでしょう。
警察官採用試験の「面接・論文対策」おすすめポイント2点
ここでは、面接試験や論作文試験対策としての参考書を選ぶためのポイント2点をご紹介します。
予備校や塾講師による面接対策
面接試験の参考書の中には、予備校の講師や塾講師が監修しているものも多く見られます。
そのような参考書では、実際の面接対策に精通している方のノウハウが込められており、よく出される質問と面接官の狙いがよくまとめられているほか、回答例もつけられていることが多いです。
さらに面接カードの書き方や、面接マナー・身だしなみの基本など、実際の面接に必要な情報も得られることでしょう。そのような参考書1冊を用意しておけば、面接会場で慌てることはありません。
出題傾向と試験概要、模範解答が掲載されている論文対策
警察官採用試験では、一般教養などの問題だけでなく論作文対策も必要です。対策のためには、警察官試験の概要も解説されている問題集だとテーマの内容について掴みやすくなります。過去の論作文試験で出題されたテーマから出題傾向を分析し、頻出するテーマを選んだもの、模範解答までしっかり掲載している参考書だと安心して対策することができます。
このとき、模範解答をよく読み込めば、自分なりの考えをまとめる際に役立ちます。このような参考書1冊があれば、警察官に求められる資質や思考を身につけられます。
体力検査(2次試験)対策も忘れずに
警察官採用試験では教養試験や面接などに加えて、実際に各種種目に取り組む体力検査があります。体力検査で実施される主な種目は次のとおりです。
- 反復横とび
- 20mシャトルラン
- 握力
- 腕立てふせ
- 上体おこし
- バーピーテスト
勉強以外に体力トレーニングも試験対策として必要なので、忘れないようにしてください。
体力検査の種目ごとの得点基準を公開している都道府県警察も中にはあるので、事前に求められている体力レベルをチェックすると良いでしょう。
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解説や模範解答例を参考に効率よく対策しよう
警察官採用試験対策用の参考書はさまざまありますが、試験問題の解説や模範解答例が充実した参考書を選ぶようにしましょう。今まで合格を手にしている多くの先輩たちが使ってきた参考書を活用し、ポイントをしぼって効率よく学習することが、合格への近道です。
直前対策には、実際の試験形式の問題集を解いて、時間配分の確認をしたり、重点的に強化すべき科目が何かを見極めてください。試験対策には反復学習が必要なので、自分のペースでコツコツと進められそうな参考書をぜひ見つけてください。