町役場採用試験の面接で聞かれる21の質問!【模範解答つき】

町役場採用試験の面接は第1次試験の合格者のみに実施します。志望動機や自己PRなどは考えているけど、どんなことを聞かれるのか不安な方もいるでしょう。

今回は町役場採用試験の面接でよく聞かれる質問と、その回答を21パターンご紹介します。気になる面接時間や面接官の人数、求められている人物像についても紹介しています。面接対策としてぜひ参考にしてください。


町村役場採用試験で聞かれる定番の質問&回答21つ

町役場職員採用試験では第1次試験の合格後、第2次試験で面接があります。よく聞かれる定番の質問と回答例・回答のポイントを21パターンご紹介します。

質問1.自己PRをお願いします

公務員採用試験だけではなく、面接では定番の質問です。初めに自分にはどのような能力があるのかを提示し、この能力を今後、公務員としてどう活かしていくのかを伝えます。

私は粘り強く最後まで取り組むことができます。学生時代、部活のレギュラーになるために毎日、筋トレと自主練習を実施することでスキルアップができ、レギュラーになれました。   有言実行を掲げて手に入れたレギュラーだったので、顧問や同級生からも強い信頼を得ることができました。この経験を活かし、公務員として地域から信頼されるように粘り強く取り組んでいきたいと思います。

自己PRのほかに長所を質問されることもあります。自己PRに長所を入れてしまうと、回答が被ってしまうので別で考えておきましょう。

質問2.前職を辞めた理由を教えてください

面接官が退職理由を聞くのは、採用後にすぐ辞めてしまわないか、活躍してくれるかどうかを確認するためです。退職理由を聞くことで公務員としての適性もチェックされています。退職理由の回答例を見てみましょう。

学生時代に公務員を目指していましたが、レベルの高さから挫折し民間企業へ就職しました。公務員として活躍する友人たちを見て、改めて自分がやりたい仕事に就きたいと強く思い、公務員採用試験の勉強に専念するために退職しました。前職で培った経験を活かし、地域社会に貢献したいと考えております。

退職理由が「給料が安い」「上司が合わない」など個人的な不満は、責任感がない人という印象を持たれます。特に転職の場合、退職理由は志望動機にもつながります。できるだけ前向きな言い回しを考えておきましょう。

質問3.前職の退職後はどのようなことをしていましたか

民間から公務員へ、公務員から公務員へ転職される方に向けての質問です。公務員採用試験を受けるまで期間が空いているため、何をしていたんだろう?という興味もあります。

退職後はアルバイトをしながら、受験勉強をしていました。

短くさらりと回答すればよいでしょう。公務員採用試験を受験するために勉強されていた方がほとんどだと思います。さすがに「何もしていません」という方はいないはずなので、状況に応じてはっきりとした口調で答えてください。

質問4.これまで頑張ってきたことを教えてください

新卒なら学生時代のこと、社会人枠で受験するなら前職に困難を乗り越えたエピソードを話しましょう。困難にどう対応したのか、人間性をチェックされています。

私は小学校のころからこれまで10年以上、陸上競技を続けてきました。幼いころから走ることが好きで、短距離選手として学校代表に選出されることも多くありました。練習のし過ぎで足を傷めてしまったことがあったのですが、トレーニング方法やケガをしにくい体づくりを学び、夢の全国大会に出場できました。   ケガを乗り越えて夢を叶えた経験を活かし、御所でも活躍したいと考えております。

困難な状況からどうやって乗り越え、何を学んだのかを伝えられるとよいでしょう。

質問5.なぜ公務員を選んだんですか

公務員の魅力はさまざまありますが「安定した給料がもらえるから」という本音は話さないのがベターです。同じく公務員の仕事は公益性があるからというのもNGです。

私は学生時代に福祉について学びました。公務員はこれまで学んできた福祉に関する知識を活かせる仕事だと考えて公務員を目指すようになりました。特に御所の福祉に対する政策はとても共感をもてるため、入職しましたら福祉政策に携わり、地域に貢献したいです。

営利を追及することは悪いことではありませんが、あまり好まれる回答ではありません。自分の経験をふまえて自治体へ貢献したい想いを伝えるとよいでしょう。

質問6.なぜ〇〇町・村を選んだんですか

地元以外の自治体で面接を受けるときは、何かしらの接点をアピールしましょう。進学や前職などがきっかけならスムーズです。

私が○○町を選んだ理由は、大学入学を機に○○町に来たときに街のことを何も知らない私に親切にしてくださった方が多くいたからです。○○町の自然にふれ、この街の人々と豊かな自然を守りたいと考えました。私が受けてきた○○町からの愛情を、○○町の職員として還元してきたいと思っております。

旅行や親せきの家があるなど、過去に訪れた際の魅力など、その自治体との関係性をアピールしてください。

質問7.民間への就職を考えたことはないですか

公務員試験は併願が当たり前なので、正直に伝えても問題はないでしょう。ただし、志望する職種と異なる業界へ就職を考えていると知られた場合、あまり良い印象は持たれません。

関連性のある職種であれば民間ではなく、公務員でしかできないことがあることを考えておきましょう。回答の際に、民間を否定するのもよくありません。

質問8.どの部署を希望しますか

公務員採用試験の定番の質問です。回答した部署に必ず配属されるわけではありませんが、本当に志望しているのかを確認されています。似たような質問に「どのような仕事がしたいか」があります。

○○町をたくさんの人に知ってもらうため、まちづくりプロジェクトのメンバーとなり、地域活性化に取り組みたいです。まずは、町民の声を直接聞ける窓口業務からスタートできればと考えています。

希望する部署を一つに定めるのではなく、さまざまな業務にも関心があり対応したいというやる気をうまくアピールしましょう。

質問9.希望部署へ配属されない場合はどうしますか

面接で熱くアピールしても、希望した部署に配属されることはほとんどありません。希望する部署で働きたいというよりも、その自治体で働きたいという想いを伝えてください。

やりたい仕事ができるようになるまで、一つひとつの仕事をていねいにこなしながら、知識やノウハウを積んで目標達成を目指したいと考えています。

自治体によりますが、希望していない部署でもいきなり厳しい部署に配属されることはないため、やる気をしっかりアピールしましょう。

質問10.どうしてうちを選んだのですか

志望動機とも似ていますが、より強く選んだ理由をアピールできる質問です。なぜこの自治体でなければならないのかをしっかり伝えましょう。

○○町で実施されている子育て支援を私の周りでも受けている方がいます。実際に支援を受けて生活しやすくなったという声もある中で、改善を要望する声を聞きました。   私も将来、○○町で子育てをしたいと考えており、住民の声を聞きながら、○○町の未来を見据えた新しい子育て支援に取り組みたいと考えています。

現在の自治体の政策を否定せず、この自治体だからやりたいことがあることをアピールしましょう。

質問11.学生時代にサークル活動はしていましたか

サークル活動の有無が合否に影響することはありません。活動内容と困難だったこと、それをどう乗り越え活かしていきたいかをアピールしましょう。

私はクリーンサークルといって週末に駅前の清掃を行っていました。暑い日の活動は大変でしたが、服装を工夫したり効率化を図ったりと、メンバーと協力して就活までの3年間、活動を続けることができました。皆で協力して乗り越えたときの達成感は忘れられません。この経験を活かして○○町の職員として頑張っていきたいと考えています。

サークル活動をしていなかった場合は正直に答えても構いません。

質問12.アルバイトの経験はありますか

サークル活動と同じく、アルバイト経験が合否を左右することはありません。ただし、既卒生で職歴もない場合はアピールとして弱くなるため、日雇いなど経験しておくとよいでしょう。どのようなアルバイトをしていたかで人柄をチェックされています。

私はカフェでアルバイトをしていました。2年目で新人育成係として業務を教えるリーダーに任命されました。指導にあたり気をつけていたのはメリハリです。常に厳しい状況では新人も委縮して不明点も言いづらくなると考え、リラックスできる雰囲気づくりを心がけていました。リーダーとして得た経験を活かして頑張っていきたいと考えています。

新人育成に関して、特に困難に感じたところなどを聞かれることもあるので考えておきましょう。

質問13.今日は何時に起きましたか

緊張している様子が見られたときにリラックスしてもらうために聞かれることもある定番の質問です。似たような質問に「ここまでどうやってきたのか」など聞かれます。緊張している場合でも小さな声にならないようにしっかりと答えましょう。うまく回答できればリラックスした中で自分の力を出すことができます。

単刀直入に「緊張していますか」と聞かれたら、正直に「はい」と答えても構いません。ただし、続く質問にしっかりと回答するためにも気持ち声を張って回答することをおすすめします。

質問14.ストレスを感じるのはどのようなときですか

どんな仕事でも慣れないうちはストレスを感じる人も多いものです。具体的にどのようなことでストレスを感じるのか、正直に伝えてください。

もともと活動的なタイプなので学校がオンライン授業のみとなり、外出もなかなか難しい状況で思うように動けないことにストレスを感じていました。インテリアに凝ってみたり、自宅でひとりでできる趣味をしたりとおうち時間を充実させることで解消につなげました。

伝えるときはなるだけ明るくはっきりと話すことで「メンタルの強さ」がアピールできます。

質問15.リーダーシップはあるほうですか

組織の中で働く上でリーダーとしての資質や能力が高い人は重宝されます。

高校3年生のときにバドミントン部の部長を務めました。当時、スキルの差から派閥ができており、良い雰囲気ではありませんでした。私は両方の気持ちに寄り添いながら、仲を取り持つようになり、少しずつ雰囲気は改善されて部の団結力を高めることができました。この経験を町役場という組織でも活かして頑張っていきたいです。

学生時代や前職でリーダー職を経験していることは面接において大きな強みです。しっかりとアピールしましょう。

質問16.人生で一番嬉しかったことはなんですか

嬉しかった経験がない人は少ないでしょう。どのようなことでもよいので、嬉しかったシーンを思い出してみてください。

私がこれまでの人生で一番嬉しかったことは、○○のプレゼンを成功させたことです。これまで何度かプレゼンの経験はありましたが、資料作成からひとりで通したのは初めてのことでした。とても緊張しましたが、クライアントから選んでいただけたのでとても嬉しかったことを覚えています。

あなたの人間性や性格など人柄をチェックされています。嬉しかった経験をどう活かしていきたいのかまで伝えるとさらによい回答になります。

質問17.○○町・村はどんなイメージがありますか

その自治体についてどのような知識を持っているかチェックされています。地元以外の自治体を受けるときに聞かれやすい質問です。

自治体についての情報収集は、町役場が発行している広報誌をチェックしておくことをおすすめします。広報誌は町役場や図書館など、自治体が管理する施設に置かれていることが多いです。遠方に住んでいて、直接広報誌を集められない場合は、自治体の公式ホームページで過去の広報誌を閲覧できることがあります。探してみてください。

質問18.採用されたら移住しますか

住んでいる地域の隣町などの自治体を志望している場合、転居するまでもなく今の自宅から通勤を考えている場合でも「のちに引っ越しを考えています」と答えておきましょう。

移住や転居にかかる費用は大きなものです。そのため、すぐに決断できるものではありません。実際、勤め先の自治体に住んでいない職員もいるので回答の仕方に気をつければ合否に影響することはありません。ただし、離島など転居必須の場合はしっかりと答えておきましょう。

質問19.ストレス解消法は何ですか

ストレス耐性をチェックするための定番質問です。ストレスをうまく解消できていると判断されると良い印象を与えます。

私のストレス解消法は料理です。野菜や肉を切って調理をする行為は無心になるので、ストレスが解消できるように思います。後片付けが大変なので、今はどう効率よく調理を楽しめるかを考えています。キッチングッズの種類も豊富なので街に見に行く楽しみもあります。

好きなことをすることでストレスを解消している場合、この質問から「趣味」もわかるので年に1回しかできないような「海外旅行」という回答はしないようにしてください。

質問20.併願していますか

公務員試験は併願が一般的ですが、「本当にうちに来てくれるのか」を確認するための質問です。ただし、答え方によっては「落ちたらどうするんだろう?」と不安を抱かせてしまうことになります。併願している場合は素直に答えることがポイントです。

併願先が面接を受けている自治体や志望する職種とは無関係の場合、あまり良い印象は持たれません。どうしても公務員になりたくて無関係の職種を複数受けている場合は、本音と建て前を使ってうまく回答しましょう。

質問21.最後に何か言いたいことはありますか

逆質問や自己PRの追加などを行なうとよい印象を面接官に与えることができます。

私がやりたい仕事はAですが、Aをやるためにまずはさまざまな業務を経験して、知識をつけたいと思っています。定年までにいくつかの部署を経験すると思いますが、異動回数などわかる範囲で教えていただければと思います。

「ありません」と言わないことが最大のポイントです。似たような質問に「最後に何か聞きたいことはありますか」や「ひとことどうぞ」があります。聞かれることを想定して、いくつかパターンを考えておきましょう。

面接時間や面接官の人数は?

町役場採用試験は自治体によって、面接時間や面接官の人数が異なります。面接は個別面接が一般的です。面接時間は30分を目安に予定されていますが、多少の差はあります。しかし、面接時間が合否に影響することはありません。

町長や人事関係や各部署の方を含めて、5~8名が面接官として対応します。面接官の人数が多いとそれぞれ質問内容が被ることもあるため、回答の仕方に工夫が必要です。回答がブレないように、軸を決めて挑みましょう。

町村役場採用試験で求められる人物像は?

自治体によって抱えている課題が異なるように、町役場職員採用試験では求める人物像が異なります。ただし、民間企業などどこで働くにしても、求められるのは「責任感」「協調性」「チャレンジ精神」です。役場職員は一人で担う仕事量も多いことから、活用できる経験を持っているとより歓迎されるでしょう。

各自治体の公式ホームページでは、求める人物像を掲載しています。条件に当てはまらなくても求められる人材を目指す志を面接で伝えられればネガティブにはなりません。

質問に答えられる準備をして面接に臨もう

町役場職員採用試験の面接は、ノーマルな状態よりもしっかりと対策をしておくことが大切です。面接官によって聞き方やとらえ方が異なります。今回ご紹介した21つの質問&回答例やポイントを参考にして、あらゆる質問に対応できるように準備しておきましょう。

公務員試験を突破するには準備が大切です。面接以外に論文対策もしておきたい方は、自治体別の主題傾向に合わせた問題集を使ってしっかりと対策をしてください。