教員採用試験対策はいつから始める?自分に合った学習計画で合格を目指そう

教員採用試験とは公立学校の教員試験のことで、政令指定都市や都道府県の教育委員会が実施します。私立の場合は学校法人が実施するので、各学校によって採用日時や基準が異なります。

公立学校の教員採用試験は、受験申込、第一次選考、第二次選考、合否発表という流れで行われます。自分が受けたい都道府県や指定都市の受験案内をしっかり確認しておくことが大切です。

今回は教員採用試験に向けた学習計画の立て方、学習計画を立てる時のポイントについてご紹介します。

2020年に実施された教員採用試験の流れ

2022年2月現在、東京都教育委員会のホームページには令和4年度版の教員採用の案内が掲載されています。それによると実施要項(令和5年度採用)の発表は3月下旬となっています。そのほかの道府県や指定都市においても同じ頃に実施要項が発表されます。

教員採用試験を勝ち抜くためには早めの受験対策が必須ですが、重要なポイントは採用試験までの学習計画です。詳しい実施要項が発表される前にしっかりと準備をしてください。

全国の自治体・指定都市の2020年に実施されたスケジュールを参考に、具体的な学習計画の立て方をご紹介します。

2020年の教員採用試験は、67都道府県・指定都市教育委員会などで実施されました。主な自治体の採用試験の流れを一覧表にしましたので、2022年に受験される方はこれを参考にして大まかな流れを把握してみてください。

教員採用試験の日程は自治体によって異なりますが、出願期間は3~5月、1次試験は6~7月、2次試験は7~9月にかけてが一般的です。採用内定は9月ないし10月です。

 

出願期間 

試験日(①②③は1次~3次試験)

採用内定

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

北海道

 

下旬から

中旬まで

下旬①

 

下旬②

 

10月

青森県

 

下旬から

中旬まで

 

中旬①

 

下旬②

10月

埼玉県

中旬から

 

上旬まで

 

中旬①

中旬②

 

10月

東京都

 

上旬から

中旬まで

 

中旬①

下旬②

 

10月

愛知県

 

下旬から

中旬まで

 

中旬①

中旬②

 

9月

大阪府

中旬から

下旬まで

 

下旬①

中旬②

中旬③

 

10月

兵庫県

 

中旬から

下旬まで

下旬①

 

中旬②

 

9月

広島県

 

中旬から

中旬まで

 

 

中旬② 

 

10月

香川県

 

 

上~下旬

 

中旬①

中旬②

 

9月

福岡県

 

 

中~下旬

 

中旬①

中旬②

 

10月

沖縄県

 

上~下旬

 

 

中旬①

 

中旬②

翌年2月

札幌市

 

下旬から

中旬まで

下旬①

 

下旬②

 

10月

仙台市

 

中旬から

中旬まで

 

中旬①

 

中旬②

10~12月

横浜市

 

上旬から

中旬まで

 

中旬①

上旬②

 

10月

京都市

 

中旬から

中旬まで

下旬①

 

下旬②

 

9月

上表は文部科学省「令和3年度(令和2年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況(第1~8表)」をもとに作成しています。

出願期間や試験実施日は毎年変更する自治体もあるので、2022年に受験する方は必ず自分が受ける自治体(教育委員会)のホームページで確認してください。

学習計画は必ず立てよう

教員採用試験は自治体ごとに異なりますが、1次試験は6~7月にかけて、2次試験は8~9月にかけてがほとんどです。例年3次試験が実施されている大阪府のような自治体もあります。

教員採用試験を突破するには学習計画が欠かせません。学習計画を立てれば試験までの期間・時間がわかりやすくなり、するべきこと、漏れがないかなどをチェックできます。また、モチベーションの維持にも役立ちます。

次に、どのように学習計画を立てればいいのか、注意点や立て方のポイントについて説明します。

学習計画はざっくりと大まかに立てる

学習計画を立てる場合は、最初から細かく設定しないようにしましょう。勉強時間や学習内容を細かく組み立てるだけだと、少しのつまずきで計画倒れになる恐れがあります。

ポイントは【ざっくりと大まかに計画を立ててから、日々の学習計画を立てること】。初めから完璧に学習計画を立ててしまうと、突然予定が入ったり、勉強に集中できない日があったりした場合に、モチベーションが下がりやすくなってしまいます。ポイントのような立て方をすれば、多少つまずいても計画倒れを防げます。

方法としては、まず「年間学習計画」と「月別学習計画」を立てるのがおすすめです。それができたら、毎日行う受験科目を時間割のように細かく組んでください。

年間学習計画 を作ると、試験までにすべきことがおおまかに把握できます。例えば1次試験が実施される7月までを、基礎力養成期間、実力養成期間、直前対策期間と3か月ずつに分けると、全体の流れの中で押さえるべき学習ポイントが分かりやすくなります。

10~12月 1~3月 4~6月 7月
基礎力養成 実力養成 直前対策 1次試験

月別学習計画は1か月にやるべき学習内容が具体的に掴めます。例えば3年次の10月から始めるとして、面接試験の8月までにやるべき学習内容を科目別にプランニングできます。

 

教職・一般

専門教職

論文

面接

10月

全国の過去問を解く

基礎を押さえる

※1月から対策開始

11月

12月

1月

過去問と弱点を強化する

週に一度、過去問を解く

大学の面接講座を受ける

2月

3月

受ける自治体の過去問を解く

4月

友人と模擬演習をする

5月

6月

指導要領や指導法の確認とチェック

添削指導を受ける

過去問の見直し、自己PRの作成、模擬演習をする

7月

表の内容は一例ですので、それぞれのレベルに合わせて作成してください。

年間学習計画と月別学習計画を立ててから、1週間ごとに日々やるべき科目の時間割を作成します。もし学習計画が狂っても、大きな年間・月別学習計画があれば調整が可能になり柔軟に対応できます。

学習計画をスタートさせるのはいつ?

教員採用試験対策をスタートさせるのは、早ければ早いほど良いといわれます。しかし、早すぎると試験までの期間が長すぎてモチベーションが保てなくなる場合もあります。

一般的には大学3年次の秋頃から筆記試験の勉強を始めます。ただし3年次後半から受験対策をスタートさせると、教育実習や卒業論文に注力する時期と重なってしまいます。

ゆとりを持って受験対策をするなら、大学2年次の後半から3年の進級時にかけてスタートするのもおすすめです。

学習計画を立てる前の4つのポイント

学習計画を立てるのは、教員採用試験のモチベーションを維持するためにも必要なことです。モチベーションを保って合格を勝ち取るためには、学習計画を立てる前にやっておくべき4つのポイントがあります。

その1 受験する校種を決める

教員採用試験は都道府県によって日程が異なります。また小学校、中学校、高校といった学校の種類(校種)によって倍率も大きく違ってきます。

一般的に倍率が低いのは小学校、続いて中学校で最も高校の倍率が高くなります。教員採用試験は難しいといわれていますが、確実に合格を勝ち取りたいのなら校種の選び方がポイントです。

その2 受験する都道府県を決める

受験するのは生まれ育った都道府県を選ぶのが一般的です。ただし、倍率は都道府県によって異なります。採用されるために倍率が低い都道府県を選ぶ選択肢も考えてみましょう。

倍率の低い都道府県を選んで合格を勝ち取り、教員として実践経験を積みながら、別の都道府県を受験するという方法もあります。

その3 目標を具体的にイメージする

立派な学習計画でも途中で挫折しては何にもなりません。採用試験までの期間は長いです。モチベーションを保つためには、なぜ自分はその目標(校種と都道府県)を選んだかを考え、学習計画と共に書き出しておくことが大切です。

都道府県の各教育委員会ホームページには「求められる教師像」が掲載されています。それを心に留め、自分の目指す教師のあり方を具体的にイメージしてください。自分が書き出した目標を見れば、より学習意欲が高まります。

その4 対策を始める前の実力を確認する

今自分がどの程度点数を取れるのかを確認しないことには、得意分野、苦手分野が分からず、漠然とした学習計画を立ててしまいかねません。何回繰り返して覚えるのか、科目ごとの勉強バランスはどうするかなど、自分の勉強スタイルに合った計画を立てるために、まずは実際の試験に近い模試を解いて、実力を確認しましょう。

教員採用試験は人物評価重視です。当ブログの「教員採用試験は人物評価重視!志望動機など面接対策をしっかり行おう」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

自分に合った学習計画で合格を勝ち取ろう

教員採用試験の学習計画の立て方、学習計画を立てる時のポイントについてご紹介してきました。希望する自治体の最新の情報を手に入れたら、早めに学習計画を立て、対策を始めてライバルと差をつけましょう。

公務員試験サクセスは、自治体別の一般教養・教職教養の筆記試験対策問題集を取り扱っています。学習計画を立ててすぐ、希望自治体に特化した問題を対策することができます。