【試験まであと1年】公務員試験対策、どこから手を付ける?合格スケジュールを解説

公務員試験は、試験範囲の膨大さから、1年以上前から対策を始めるべきだと一般的に語られています。実際、筆記試験だけでも膨大な中、自治体の魅力を調べたり、面接や集団討論など人物試験対策をしたり、すべきことは他にも多くあります。

また、学生なら卒論など、社会人なら仕事をしながら、試験対策を同時並行するという人もいるでしょう。1年あれば、余裕をもって対策をしていけます。

今回は、公務員試験に関心を持っている、対策を始めている、一度落ちてしまったけど再チャレンジしたいという方に向けて、合格する対策スケジュール、受験生の悩みあるある&効果てきめんのポイントについて解説します。

1年間の合格スケジュール

1年間で合格するロードマップは以下のようになります。

1年も時間があると、もちろん時間があることは安心感があるのでメリットしかないものの、何から手を付けたら良いか、漠然としてしまいますよね。問題集をどのくらい買ったらいいのか、何周解けばいいのか、面接対策も早めに始めても、イマイチ身が入らない、などなど、フワッとした気持ちからまず始まりますが、それを地に足つけて着実に対策していく必要があります。

ロードマップ①~④の問題集を使って対策を進めれば、学業や仕事と無理なく両立しながらコスパ良く、公務員試験の合格を掴めます。

まずは①模擬試験で実力チェック(11月~2月)

①自治体別合格レベル問題集は、自治体別に出題傾向を合わせた予想問題集となっています。

せっかく1年時間があるのであれば、あなたの実力に合わせた無駄のない計画を立てて、余裕ある受験対策をしたいですよね。そのためにもまずは①を使って今のあなたの志望自治体に対する実力をチェックしましょう。

模擬試験形式なので、出題傾向だけでなく、実際の試験の感覚を掴みやすくなります。最初の4ヶ月は1日最低30分を目標に、毎日コツコツ問題集を解き進めましょう。解けなかった問題があってもあまり気にせず、現状把握を優先させます。

②1問5分の音声解説で基礎固め(1月~6月)

①は120分の模試が12回分あり、2ヶ月で1周できます。

最初は点数が取れなくてもOK、解説を見て理解しながら繰り返すことで、3周目あたりから解き方を覚えていき、どの科目を重点的に対策すべきかが明確になってきます。

また、1周したら一度手を止めて、②要点解説講座で基礎固めをしましょう。1問5分の音声解説もついているため、社会人でブランクがある方も安心して活用くださっています。

要点解説講座は音声解説をスキマ時間に繰り返し聞くことで、効率よく対策いただけます。

人物試験対策は試験半年前に意識だけする(4月~6月)

1年時間があれば、人物試験の対策も早めに手を付けておくと試験直前まで筆記対策に集中しやすくなります。本試験の半年前から、少しずつ対策の意識を持ちましょう。文章力は一朝一夕で身に付けられるものではありませんが、③論文最強ワークにある「型」を使えば、回答を書きながら論理的に意見を書く流れを自然に修得できるようになります。こちらも音声付きなので、専門知識をスキマ時間に勉強しましょう。

最短8日でできるワークとなっていますが、半年前から1日15分ずつコツコツポイントを学んで、継続して問題を解いて、とにかく長文に慣れましょう。

3ヶ月前から最後の追い込み(7月~9月)

改めて①を解きながら、弱点の補強や復習を行い、最後の追い込みとして最終確認と総仕上げを行いましょう。志望自治体に合った問題集を何度も解き続けた頃ですから、十分実力は付いているはず。冷静に取り組んで、それでも解けなかった問題だけに注力すれば、おのずと解けない問題は無くなっていきます。

面接・集団討論対策はとりあえずインプット(7月~9月)

1次試験が終わるまでは、1週間に10分ほど時間を取って自治体の情報収集をする程度で大丈夫です。また、気が向いた時に、頻出質問の回答を書き出してみましょう。正解を気にせず、率直な考えをとりあえず書き出すことがポイントです。のんびり思考の方が思わぬ閃きが生まれやすいものです。

④面接・集団討論ワークは「集団討論の練習したいけど、他人に自分の実力不足な姿を見られるのが恥ずかしい…」「1人でも集団討論対策したい!」そんな受験生の声からできたワークです。テーマに対する考えを出し、反論や追加の意見を考え、まとめていく、というチームで行う試験の対策ができます。また、どの役割になっても意見を出しやすくなります。1次試験が終わったら、あなたがイメージしやすいテーマを選んで、取り組んでみてください。

試験官に好印象を与えるには知識だけでなく、見た目や振る舞いなどの印象も重要です。合格ポイントやNG行動について、討論の役割ごとのメリットデメリットなど、ワークにノウハウが詰まっていますので、1年あるというアドバンテージをフル活用しましょう。

4つのよくある悩み

試験まで1年ある受験生が特に気になること、悩みをまとめました。対策方法も説明しますので、以下の内容をもとに受験に本腰を入れていきましょう。

試験の概要や難易度を知りたい

そもそも公務員試験とは何をするのか、何を準備すればよいのか、というところからの方もいるでしょう。1例を挙げると、公務員試験は、まず4月頃に願書を出すところから始まります。そして夏から秋にかけて1次・2次試験など行われ、10月頃内定がだされるという流れになります。

試験は、学校で習う主要科目や数的推理・判断推理など独特の問題が出される一般教養や、法律・経済などが取り扱われる専門試験、その他小論文・面接・集団討論の人物試験なども行われます。

難易度についてはこちら「公務員試験の合格は難しい!?職種別の難易度や合格対策3つを解説」にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

独学で対策したい

公務員試験対策をするためには、専門学校に通ったり、通信講座を受けたり、方法は様々ですが、この場合お金もかなりかかるため、その分絶対に受からないといけない、とプレッシャーも感じる受験生は意外に多いです。ゆえに過剰に焦って無理なスケジュールを立てたり、面接練習もぎこちなくなったり、そんな方は、独学を考えられる方が多いです。

また、「社会人で、まとまった勉強の時間が取れない!」という方も増えており、独学の傾向が強まっています。

独学は、コスパも良く、場所を選ばず自分のペースで対策できます。自己管理は大事になってきますので、ロードマップをもとに計画的に進めていきましょう。

特に最近は、動画サイトで公務員試験対策の動画が多く出されているため、動画を活用して対策されることもおすすめです。また、「スキマ時間に、ながら勉強」作戦を当ブログは推しております。例えば、音声解説を聴きながら出勤、覚えたい用語を書いた紙を壁に貼って、ご飯を食べながら壁を眺めるなど、あらゆる時間を有効活用することが合格の鍵になります。

情報収集はどこまでしたら良いの?

公式サイトには、自治体が力を入れている事業、魅力、あらゆる情報が詰まっています。魅力的な自治体を見つけておしまい、だけでなく、しっかり情報を集めることで、面接や小論文試験の際「うちのこと良く知ってくれているな」と試験官に好印象を与えることができます。

OB・OG訪問も良く聞きますよね。公務員の知人がいればベストですが、そうでない場合は、SNSなどで公務員の方に相談のコメントをしてみたり、受験生専用のグループに参加してみたりしましょう。そこでしか得られないような情報も手に入れられるかもしれません。

1年あれば時間に比較的余裕もあるので、説明会やインターンにも行きましょう。ちなみに筆者は、2年間公務員の経験があるのですが、受験前に市長の講話があると聞きつけ、参加してみました。「市長が今、気にしている事業」を一遍に知ることができて、面接の回答にめちゃくちゃ役立ちました。講話の後に直接質問しに行ける時間もあって、顔を覚えてもらうぞと、必死でした(笑)

再チャレンジしたいけど自信がない

公務員試験にチャレンジしたことがあるものの、落ちてしまい「また受けたいけど自信がない…」という方もいらっしゃるでしょう。公務員試験は倍率が平気で5倍以上いきますし、なかなか1発合格のハードルは高いですよね。でもご安心を。先ほど解説した①合格レベル問題集は、特に社会人の方からの人気が高く、合格のお声を多くいただいております。

また、落ちた受験生に一番見られる傾向が「自己分析が足りない」ことです。自分の長所・短所だけでなく、そこから先の「どうすれば自分は能力を伸ばせるのか」その方法を考えないことが多いのです。

自分の受験対策の課題を見つけていけたら、自ずと改善策は出てきます。今、もう一度受験を決意したことが素晴らしいのです。過去の失敗は忘れ、でも変えるべきところは改善して、堂々再チャレンジしましょう。その根気強さ、負けん気をしっかり表に出してアピールできれば、試験官はきっと汲み取ってくれます。

どこから手を付けたらいいか分からない

1年も時間があると、もちろん時間があることは安心感があるのでメリットしかないものの、何から手を付けたら良いか、漠然としてしまいますよね。問題集をどのくらい買ったらいいのか、何周解けばいいのか、面接対策も早めに始めても、イマイチ身が入らない、などなど、フワッとした気持ちからまず始まりますが、それを地に足つけて着実に対策していく必要があります。 こちらについては次の見出しにて、無駄なく最短距離で合格できるスケジュールを解説しています。

計画的な対策で合格を勝ち取ろう!

試験対策は、勉強自体に留まりません。健康的に持続した勉強ができるよう、睡眠は十分にとりましょう。また、ストレスを感じたら適度に休息を取って、気分転換しながらメンタルも安定させましょう。

1年間の公務員試験対策は、スケジュール管理と、自ら情報を積極的に掴んでいく姿勢が重要です。ロードマップを軸にして、皆さんにあった対策で、焦らず確実に合格に向かわれることを応援しています。

以下の記事にて、半年間での対策方法も解説していますので、「試験半年前になってもイマイチ対策が進んでいない」という方はぜひご覧ください。


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