【試験まであと半年】公務員試験対策、やり方は合ってる?今からでもできる合格するスケジューリング

公務員試験は、試験範囲の膨大さから、1年以上前から対策を始めるべきだと一般的に語られています。筆記試験だけでも膨大な中、自治体の魅力を調べたり、面接や集団討論など人物試験対策をしたり、すべきことが多くあるためです。

ですが実際は「社会人で忙しく、実質の勉強時間は半年分ほどしか取れない」「企業への就職も考えているため公務員試験対策だけに集中できない」など、時間を取るのが難しいことがほとんどです。

そこで今回は、半年間で公務員試験に合格するための対策スケジュールを解説します。受験生に多い悩みもまとめました。

この記事は「時間はあるけど、イマイチ身が入らず半年前から対策を始める予定」「既に問題集で対策を始めているが、残り半年間を無駄なく過ごしたい」というケースにも有効ですので、ぜひ最後までご覧ください。

4つのよくある悩み

試験まで半年ある受験生が特に気になること、悩みをまとめました。対策方法も説明しますので、以下の内容をもとに、残り半年の受験期間を充実させましょう。

市販の問題集は範囲が広いし、どのくらい買えば安心?

まず多くの方は、本屋に行って沢山の参考書を眺めて、袋いっぱいに買って勉強を始めます。しかしどれだけ必要なものが揃ったとしても、それが「自分に合っていなければ」意味がありません。また、目の前に積み上がった参考書の量に圧倒されてやる気をなくす受験生は多くいます。ただでさえ公務員試験は範囲が膨大なので、問題集は厳選して対策したいところです。

例えば、模擬試験形式の問題集を1セット購入し、実践の感覚を身に付けつつ、1~3冊の参考書で得意分野の補強、苦手分野の克服を図っていく形であれば、問題集と参考書それぞれの取り組む目的が明確になって、数も限られているので取り組みやすいです。大事なのは「志望自治体で頻出する問題を、繰り返し解くこと」です。量より質のいい問題集を手に取り、それを使い込みましょう。

企業と併願で受験予定、対策バランスが分からない

就職浪人のリスクを避けやすくなるからと、企業と併願して受験対策をする方もいらっしゃいます。マイナビ2024年卒公務員イメージ調査(https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2023/02/898e85f9e289a9a12370bbea849ac487.pdf)によると、2023年卒の公務員志望の学生のうち86.4%が、企業との併願を考えていたようです。

特に公務員試験の試験内容は専門的な内容が多い一方で、一般企業の筆記試験は、専門性はほとんど問われず、一般常識のような内容が出題されます。そのため、公務員試験を優先して対策していけば、一般企業の就活も併せて取り組みやすくなります。

また「なるべくコスパよく受験したい!」「社会人で、まとまった勉強の時間が取れない!」という方も増えており、独学の傾向が強まっていますが、独学は場所を選ばず自分のペースで対策できるため、就活との両立もしやすいです。ただし、自己管理が肝となるため、志望自治体と企業、両方の試験スケジュールは必ず把握して、漏れの無いように動きましょう。

人物試験対策は半年前から始めるべき?

面接や集団討論など人物試験は、受験生はつい後回しにしがちです。ですが近年は、人物重視の自治体が増えていることから、人物試験を簡単に考えるのは禁物です。自治体の魅力・情報を集めたり、自己分析をしたりすると、意外と時間はあっという間に過ぎるものです。

例えば公式サイトには、自治体が力を入れている事業、魅力、あらゆる情報が詰まっています。魅力的な自治体を見つけておしまい、だけでなく、しっかり情報を集めることで、面接や小論文試験の際「うちのこと良く知ってくれているな」と試験官に好印象を与えることができます。受験半年前であればまだ余裕はありますので、毎日5分程度でも、情報収集して、頭にしみ込ませましょう。

OB・OG訪問も良く聞きますよね。公務員の知人がいればベストですが、そうでない場合は、SNSなどで公務員の方に相談のコメントをしてみたり、受験生専用のグループに参加してみたりしましょう。そこでしか得られないような情報も手に入れられるかもしれません。

中だるみし始めた・やる気が出ない

既に対策を始めているものの「この対策法のまま進んで良いか分からず、身が入らない」、受験半年前の今机に向かってみたもののやる気が出ない、という受験生のお声をよく聞きます。合格は絶対にしたいと思っていても、毎日の勉強に対してモチベーションを維持し続けるのはなかなか難しいですよね。

お問合せ頂く中で多い傾向に「自己分析が足りない」ことが挙げられます。自分の長所・短所だけでなく、そこから先の「どうすれば自分は能力を伸ばせるのか」その方法を考えないことが多いのです。

自分の受験対策の課題を見つけていけたら、自ずと改善策は出てきます。例えば、紙とペンだけではマンネリ化するようであれば、当ブログは動画や音声解説を使った勉強法をおすすめしています。ネットには多くの公務員試験対策動画がアップされていますし、当ブログでは1問5分で頻出問題の解法テクニックを音声で学べる教材を取り扱っており、どちらも、やる気がない状態でも、ちょこっと再生するだけでも知識が入ってきます。

次の見出しにて、「今の勉強法で合っているか不安」を解消するための合格ロードマップを解説します。

半年前からの合格スケジュール

ずばり、半年前から始める公務員試験対策の合格スケジュールは以下の通りです。当ブログが扱っている独学で対策できる問題集を例にして、対策の時期や取り組むポイントを解説します。

まずは模擬試験で現時点の実力チェック

自治体別に出題傾向を合わせた合格レベル問題集を使って、今のあなたの志望自治体に対する実力をチェックしましょう。そうすることで、現状の実力が分かって、そのまま対策を続けるか、軌道修正すべきかが見えてきます。模擬試験形式なので、出題傾向だけでなく、実際の試験の感覚を掴みやすくなります。合格レベル問題集は教養/基礎能力試験6冊セットの他、専門試験や事務適性検査も取り扱っていますので、志望自治体の試験内容に合わせて取り組まれてください。

1次試験までは筆記試験メインで

教養試験・専門試験、それぞれ問題集を2~3周できるとベストです。最初は点数が取れなくても、解説を見て理解しながら2周目、3周目と繰り返すことで、解き方を覚えていき、どの科目を重点的に対策すべきかが明確になってきます。

要点解説講座で補強

合格レベル問題集を解いて実力が分かったら、特に苦手だった分野を要点解説講座で補強しましょう。社会人でブランクがある方も安心、1問5分の音声解説もついているため、問題集としても、参考書としてもご活用いただけます。

要点解説講座は問題を一通り解けたら、2週目に取り組んでも良いですし、あとは音声解説をスキマ時間に繰り返し聞くことで、効率よく対策いただけます。

論文試験対策は3ヶ月前から取り組む

人物試験は早めの対策が肝心なので、早めに準備を始めるに越したことはありませんが、3ヶ月前からは、手を付けていくと余裕があります。文章力は一朝一夕で身に付けられるものではありませんが、論文最強ワークにある「型」を使えば、論理的文章を書くノウハウを修得できるようになります。こちらも音声付きなので、専門知識をスキマ時間に勉強していきましょう。最短8日でできるワークとなっていますが、3か月前から例えば週に2問解くなどコツコツ、継続した対策をすることがより確実にスキルを身につける秘訣です。

いきなり完璧な回答は考えない

面接・集団討論試験対策は1次試験の1ヶ月ほど前からざっくり回答を考える意識をもちましょう。面接・集団討論ワークを使って、頻出質問20問の回答をまずは考えましょう。こちらは音声で一問一答、本番のように練習するコンテンツも用意しています。いきなり正解を書こうとせず、まずはざっくばらんに書き出すことで、あなたの素直な考えをアウトプットしやすくなります。

集団討論ワークには、テーマに対する考えを出し、反論や追加の意見を考え、まとめていく、というチームで行う試験の対策を、1人でもできるようなワークを用意しています。どの役割になっても意見を出しやすくなりますので、こちらもまずはあなたがイメージしやすいテーマを選んで、取り組んでください。

試験官に好印象を与えるには知識だけでなく、見た目や振る舞いなどの印象も重要です。合格ポイントやNG行動について、討論の役割ごとのメリットデメリットなど、ワークにノウハウが詰まっていますのでぜひご活用ください。

試験1ヶ月前に総仕上げ

改めて模擬試験を解きながら、弱点の補強や復習を行い、不安要素を洗い出し、最後の追い込みとして最終確認を行いましょう。この頃には既に十分対策をされていると思いますので、焦らず、冷静にスケジュールを組んで動くことが大切です。

計画的な対策で合格を勝ち取ろう!

1次試験が終わってしまえば、面接・集団討論対策に集中できます。試験官に好印象を与えるポイントを熟知して、自分の姿は自分では分からないものなので、動画を撮って客観視したりしながら対策しましょう。

試験対策は、勉強自体に留まりません。健康的に持続した勉強ができるよう、睡眠は十分にとりましょう。また、ストレスを感じたら適度に休息を取って、気分転換しながらメンタルも安定させましょう。

以下の記事にて、試験直前の対策方法も解説していますので、「直前になっても点数が伸びない」「対策時間を十分とれないまま直前になってしまった!」という方はぜひご覧ください。


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