消防士の仕事内容とは?5つの任務と勤務体系まで徹底解説

消防活動だけじゃない やりがいある命を守る仕事

火災現場での消火活動が真っ先に思い浮かぶ消防士。そのほかにも、事故や災害が起きたときに救助活動をしたり、救急活動、防災活動など消防士の仕事は多岐にわたります。

人々の命を守る仕事に憧れ、子どものころに「消防士になりたい」という夢を持っていた人は多いでしょう。その夢を現実にしようと志している皆さんへ、今回は、消防士の5つの任務と勤務体系について解説します。

消防士として働く姿を具体的にイメージしながら勉強に取り組めば、面接官には熱意が伝わり、筆記試験対策もモチベーションを持ち続けて取り組めるでしょう。ぜひ参考にしてください。

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消防士(消防隊)とは?

消防士(消防隊)とは、各市町村などで採用される地方公務員です。採用後はまず消防学校で消防業務の基礎を習得するための訓練を受けた後、各消防署に配置されます。消火活動をはじめ救命活動や予防活動など、さまざまな任務がありますが、個人の希望や能力を活かして、自らキャリア切り開くことも可能です。

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<消防士採用試験・合格体験談>

山梨県 D・Iさん
1問5分の解説で188の解法テクニックや知識を身につけ合格!

仕事をしながら夢だった消防士を目指していました。

社会人の場合仕事で十分に公務員試験の勉強に時間を取れない人もいるでしょう。しかし試験勉強だけに時間を避ける人はそう多くないので、焦らずに自分の勉強のスタイルを作っていけば良いと思います。

私は、まず知識のインプットをしようと思いました。消防試験は範囲が広すぎるので、16年分の頻出問題が詰まった公務員サクセス要点解説講座を使いました。すきま時間を埋めるように1問5分の解説を聞き流して188の解法テクニックや知識を覚えていきました。時間が取れる週末に公務員サクセス自治体別問題集を取り組みました。要点解説講座を繰り返して基礎固めはできていたので、自治体別問題集はかなり解きやすかったです。

ここまでのポイントまとめ①
消防士の仕事を知ることは、面接・筆記対策に通ずる!
各市町村で採用→消防学校→各消防署へ配置
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消防活動だけじゃない消防士の仕事内容

ひとつだけ点灯する電球

消防士といえば、消防車に乗って火災現場に出動し、消火や救急活動などを行う仕事内容を想像する方も多いでしょう。

実は消防士の仕事はそれだけではなく、主に以下の5つの任務を担っています。

  • 消火活動
  • 救助活動(レスキュー)
  • 救急活動
  • 防災活動
  • 予防活動

ここでは、消防士の仕事内容について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

消火活動

消火活動はいわゆる火消しが主な仕事です。火災現場の状況をいち早く把握し、被害を最小限に抑えるために消火活動を行います。消火活動が終わった後には、火災の原因を警察と協力して調査するのも消火活動の一環。出火場所や出火理由を明らかにすることで、火災を防ぐために役立てます。

また、火災現場だけでなく交通事故の現場などにも同行し、救助活動のサポートをすることも。エンジンオイルやガソリンが漏れてしまうなど、火災発生の危険性の排除を行います。

救助活動(レスキュー)

火災をはじめ、交通事故や水辺、山岳など、あらゆる災害現場で人命救助を行います。特殊な装備や専門技術を備えており、一般的にはレスキュー隊と呼ばれることも。基本的には管轄内の現場を担当しますが、地震や台風などによる大規模な災害が発生した場合には、管轄する自治体だけでなく、近隣や全国の自治体と連携を図る場合もあります。

平常時には、さまざまな災害現場を想定した厳しい訓練を行うことで、いざという時には迅速かつ確実で安全な活動ができるように備えています。

救急活動

110番通報を受けてから、救急車で現場に急行し、ケガや病気をした方を適切に医療機関へ搬送するのが救急活動の主な仕事です。現場では、まずケガや病気をした方の状態を観察し、応急処置を行い、病院に搬送。症状や処置の内容を細かく報告し、医師に引き継ぎます。

救急活動は、救急課程研修を終えた「救急隊員」の資格を持つ隊員が担当するのが特徴。また、国家資格である「救急救命士」の資格を取得していると、医師の指導のもとで気道確保や投薬治療などの高度な救命処置が可能となります。

防災活動

火災や水難事故などが発生しないよう、地域住民の防火・防災意識を高めるために、啓蒙活動や指導などを行うのも消防士の仕事です。自治会や小中学校の防災訓練への参加や、消防署の施設見学など、さまざまな活動を通して火災や災害を防止する活動を行います。

消火器を使った消火体験や実際の火災現場を想定した煙体験訓練、地震の揺れを体験できる起震車による地震体験など、リアルな体験ができる場を提供するのも防災活動の一例です。

予防活動

火災や災害の発生を予防するために、ビルなどの消防設備や安全性をチェック・指導を行う仕事を行うのが予防活動。商業施設から一般の住宅まで、火災が発生したときに、建物内の人がすばやく避難できる経路が確保されているか、消化器やスプリンクラー、火災報知器などの防火対策のチェックなどが主な仕事内容です。

消火や救助、救急などと比べると目立ちにくい仕事ですが、火災を未然に防ぐことで、安全安心に暮らせる街づくりに欠かせない役割を担っています。

消防士(消防隊員)の勤務体系は交代制?

消化活動中の隊員

消防士の中には一般的な公務員と同様に毎日8時30分から17時15分で勤務する場合もありますが、大半は8時30分から翌朝8時30分の交代制での勤務です。

勤務日→非番→週休日の3交代、もしくは、勤務→非番を3回繰り返したのち、4回目が週休日となる2交代制のいずれかでチームごとに勤務を交代します。

非番は24時間勤務後の明け日のために週休日とは異なり、出勤する必要はないものの緊急出動を命じられる可能性があります。また、勤務日は丸1日拘束されることになりますが、夜間は出動がなければ仮眠を取ることが可能です。

ここまでのポイントまとめ②
消防士、5つの任務。消火・救助・救急・防災・予防
勤務は3交代または2交代。日夜、人のために働く消防士
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消防士になるには「消防士採用試験」に合格する必要がある

消防士の5つの任務や勤務体系について解説しました。レスキュー隊や救急救命士も消防士の任務で、日夜、人の命を助けるため働いて、私たちを守ってくれているということが再認識できたのではないでしょうか。

「ますます消防士になりたい気持ちが強くなった」という皆さん、さらに次の記事では、1日の消防士のスケジュールを詳しく解説しています。ビジョンを明確にしていきながら、ライバルに勝つために、効率の良い勉強をしていきましょう。


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