消防士採用試験の問題集の選び方は?出題傾向を掴める問題集はコレ!

問題集を厳選するなら知っておきたい4つのポイント

消防士採用試験は、教養試験や面接、小論文試験にくわえて適性検査や体力検査が実施されます。自治体の募集要項を見れば、対策すべき分野は把握できますが、何せ公務員試験は範囲が膨大であるため、問題集を揃えるのも一苦労…。過去問が無いことが本当にやきもきしますよね。

しかしただ1つ、突破口があります。そこで今回は、消防士採用試験対策に向けた問題集の選び方のコツを解説します。そして記事の後半では、過去問が無くても傾向をしっかり掴める、「実際に試験を受けた受験生の生の声」をもとに作られた問題集についてご紹介します。

問題集を選ぶコツ

右手に赤ペン

消防士採用試験対策向けの問題集を選ぶときは、くわしい解説があるものを選びましょう。しっかりとした解説で理解を深めることでミスを減らせます。知識の定着に役立つ問題集の選び方を解説します。

筆記試験対策は解説量の多いものを選ぶ

消防士採用試験の筆記試験には知能分野と知識分野があります。出題範囲が広いため、すべてを独学で勉強するのは大変です。公務員試験は残念ながら過去問が公表されていないことがほとんどですが、問題集を選ぶときは、過去の傾向を踏まえて作成されているものを選びましょう。問題集をくり返し解くことで頻出問題を把握できます。

くわしい解説が掲載されていればミスをした原因がわかるだけではなく、より理解を深めることが可能です。問題と解説が同じページに書かれているものを選ぶことで、解答後の動線が短くなり反復学習をしやすくなります。レイアウトは問題集ごとに異なるため、確認しておきましょう。

自治体特有の過去問が掲載されている場合、回答例として望ましいものが書かれていることがあります。回答のポイントなど解説が入っているかどうかで、理解のしやすさが変わってくるでしょう。たくさんの問題を解くことも大事ですが、解説の量にも注目して選んでみてください。

また、自治体によっては消防士の適正を検査する「適性検査」が第1次試験で実施されます。こちらはとくに対策は不要ですが、適応能力は高いに越したことはありません。募集要項を確認して、必要に応じて対策をとっておきましょう。

面接は過去の質問が掲載されているものを選ぶ

消防士採用試験の第2次試験では、面接試験が実施されます。公務員採用試験では人物評価が重視される傾向にあるため、筆記試験と同様に対策は必須です。面接対策向けの参考書には、面接の基本的なマナーをはじめ、よく聞かれる質問と模範回答など面接試験の攻略に特化した内容が掲載されています。

  • なぜ消防士になろうと思ったのですか
  • 学生時代に頑張ったことを教えてください
  • あなたの長所と短所を教えてください
  • なぜ○○市を選んだのですか

以上のように、一般的には志望動機や学生生活のことなどをよく尋ねられます。面接官が何を知りたいのか、意図をしっかりと理解することが大事です。公務員の視点からこれまでのエピソードについて自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。

小論文は理論の組み立て方が掲載されているものを選ぶ

小論文・作文試験は提示されたテーマについて、自分なりの意見を規定文字数で制限時間内にまとめます。

段落分けや正しい日本語で書かれているかどうかがみられており、文学的表現は求められていません。「序論>本論>結論」の3部構成をもとに、独自の切り口で書かれているかどうかがポイントです。構成がしっかりしていると、考えがまとめやすいだけではなく、読み手にも伝わりやすくなります。

消防士としての視点で書くことが大事ですが、小論文を書きなれていない方は小論文対策に特化した参考書を読んでみて、小論文の書き方をマスターしましょう。

小論文は、テーマのみ過去問が掲載されている場合もあるので、志望する自治体名と、小論文で検索してみましょう。

体力試験対策も忘れずに

消防士採用試験は受験資格に身長や体重など、体格について条件があります。あくまで目安であり下回っていても受験は可能です。東京消防庁の消防士採用試験では、文部科学省の「新体力テスト実施要項」をもとに実施されます。20〜64歳対象のテスト内容は以下のとおりです。

  • 握力
  • 上体起こし
  • 反復横とび
  • 立ち幅とび
  • 20mシャトルラン
  • 急歩

実施項目は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。消防士として活躍するために、最低限の体力は必要です。気分転換も兼ねて、勉強の合間にトレーニングしておくとよいでしょう。

消防士採用試験対策におすすめの問題集は?

桜の花に囲まれた白いダルマ

消防士採用試験を受験するなら、押さえておきたいポイントの多くを兼ね備えている公務員試験サクセスの問題集がおすすめです。ここでは、公務員試験サクセスの消防士採用試験問題集やオプション教材について、特徴やおすすめできるポイントを紹介します。

消防士採用試験合格レベル問題集

公務員試験サクセスの「消防士採用合格レベル問題集」は、出題範囲が広い教養試験の対策にもってこいの問題集です。

自治体・組合・連合別に展開されており、受験区分も選択できます。実際に自治体を受けた受験生の声をもとに作成しているので、過去問さながらの精度の高さがあると92.8%のお客様が満足の評価をくださっています。

出題ポイントを押さえた最新の予想問題が網羅されており、1回あたり60〜120分の問題量なので、仕事で忙しい社会人の方も効率よく学習できます。各問題には解説がついており、解説を読んで反復学習を行うことで理解を深めることが可能です。

要点解説講座

公務員要点解説講座は、公務員試験の膨大な出題範囲から、データ実績をもとに頻出問題を抽出して「判断推理」「数的推理」「文章理解」「社会科学」の4分野にまとめた教材です。暗記した内容を書き出すためのオリジナルノートがついており、聞く・書く・読むの3つの動作を通して、記憶の定着をしっかりサポートしてくれます。

また、付属のMP3プレーヤーを使って、通勤時間や寝る前など、スキマ時間に、解法テクニック185個を聴けるのが一番の人気のポイントです。簡潔にまとめられた音声解説を反復して聞くことで、無理なく知識や理解を身に付けられる仕組みになっています。

オリジナル願書最強ワーク

オリジナル願書最強ワークは、最短10日で、あなただけのオリジナリティあふれる願書を作成できる教材です。自己分析ワークをこなしながら、自分の性格に合わせて、志望動機や自己PRを書くことができます。消防士採用試験で効果的に印象を残せる願書のポイントが網羅されており、面接対策としてご活用くださる方も多くいらっしゃいます。

オリジナル論文最強ワーク

オリジナル論文最強ワークは、願書ワーク同様、最短10日で論文試験対策ができる教材です。誰でも論文が書きやすくなる4つの型を用意しており、文章を書くのが苦手、という方も克服しやすくなるポイントを掲載しています。また、付属のMP3プレーヤーでは、論文作成に必要な公務員の視点を身に着けられる音声解説を聴くことができます。専門的な知識が身につけば、面接試験や集団討論においても、一層説得力のある発言をしやすくなるでしょう。

自治体別問題集で消防士採用試験の合格をつかもう

消防士採用試験の受験を検討しているなら、まずは気になる自治体の募集要項を確認して募集職種を確認しましょう。それぞれ出題傾向が異なるだけではなく、試験の種類によって難易度が異なります。面接や小論文試験も実施されるため、効率よく筆記試験対策をするためにも、初めから自治体別に分かれている問題集を有効活用しましょう。

高倍率の消防士採用試験に合格するために、皆さんは正しい対策の計画を立てられていますか。以下の記事では、消防士採用試験突破のための、1次試験と2次試験それぞれの対策方法をざっくり分かりやすく解説しています。うっかりズレた対策を取らないように、ぜひ以下の記事で確認してみてください。


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