警察官採用試験の特徴は?難易度や対策方法について

不動の人気を誇る警察官 採用試験の特徴&対策

警察官になるためには警察官採用試験の受験が必要です。治安を守る警察官として、学歴、知識、健康など、様々な条件をクリアした人材が求められます。

警察官の採用は各都道府県の警察本部がそれぞれ行ないます。主にⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類に分類されており、難易度は分類ごとに分けられています。受験者によっては1年、あるいはそれ以上、予備校や専門の講座を取って試験に備えることもあります。

本記事では警察官採用試験の特徴や内容について詳しくご紹介します。

警察官を志す方はぜひ参考になさってください。

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警察官採用試験の詳細

データを分析

警察官の採用試験の内容については、都道府県ごとに大きな違いがあります。なので、本記事では例として、東京都の警察組織である警視庁の採用試験の情報を元としています。

都道府県によってはこの記事に乗っている情報と異なる場合もあるので、必ず自分の目指す都道府県の採用案内を確認するようにしてください。

警察官採用試験は、年度ごとに2,3回の申込期間があります。都道府県によって多少異なりますが4月、8月、12月頃に必要な書類とともに願書を提出する流れです。おおむね1週間~10日の提出期間が設けられています。

Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類の受験資格は学歴で分類されています。

  • Ⅰ類……35歳未満、かつ大卒であること。または21歳以上35歳未満で大卒程度の学力を有すること
  • Ⅱ類……30歳未満、かつ短大卒であること。または19歳以上30歳未満で短大卒業程度の学力を有すること
  • Ⅲ類……35歳未満、かつ高卒であること。17歳以上35歳未満で高卒程度の学力を有すること

以上に加え、男性は160cm以上、女性は154cm以上など、身体的な項目も受験資格に入る場合があります。ただし、最近は身長や体重による条件を撤廃しようという動きもあるため、これらの条件がない場合もあります。年齢は受験する自治体によって若干差があります。

なお、Ⅱ類は試験を実施する自治体、しない自治体に分かれています。その場合、Ⅱ類受験該当資格者はⅢ類として受験するケースが一般的です。

願書提出から約1ヶ月後、一次試験に臨みます。一次試験は教養試験、論文試験、国語試験の筆記に加え、身体検査、適性検査が行われます。教養試験は知能分野、知識分野に分かれ、警察官に必要な一般教養や政治・社会・経済などの知識が問われます。

いずれも充分な事前準備が必要ですが、Ⅰ類はⅡ類・Ⅲ類よりも難易度が高く、より念入りな準備を行う人が大多数です。

一次試験のおよそ2週間後に合格発表があり、合格した受験者は二次試験に進みます。二次試験では面接試験、体力検査が行われます。その2ヶ月後に最終的な合否が発表されます。

ここまでのポイントまとめ①
年齢は受験する自治体による、受験資格は学歴で分類
警察官に必要な一般教養や政治・社会・経済の知識が問われる!
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警察官採用試験の受験対策を始める方・もう始めている方にも、以下の問題集が大人気です!

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<警察官採用試験 合格体験談>

青森県 K・Sさん
勉強のブランクも苦手科目も要点解説講座で克服できて合格!

私がはじめて警察官採用試験を受けたのは高校生の時です。当時は勉強よりも部活動に夢中で、試験は受けましたが、合格できず民間企業へ入りました。

しかし、充実した社会生活を送っていても、本来の自分の夢をあきらめきれず、警察官試験を受けることにしました。ブランクがあったことは不安要素で、そして判断、数的は大の苦手だったですが、公務員要点解説講座を使うと面白いくらい解けていきました。

地元警察に合わせた問題集でどんな出題があるか分かったのも、大きな安心です。自信を持って本試験に臨み、合格できました。

警察官採用試験の特徴と対策

警察官採用試験の倍率はおおむね7~10倍です。公務員採用試験としてはそこまで高くない倍率でしょう。

しかし一次試験である筆記試験の出題範囲が広く、同時に身体的な条件もパスしなければならないという点において、心身共に入念な準備をしておくべきです。

一次試験

筆記試験のみに絞った話であれば、まず「一次試験は通過率が高い」という傾向を考えましょう。

警察官採用試験の一次試験通過率は6割程度とも言われています。これは公務員試験の中ではかなり高い割合です。つまり、きちんとした準備さえしておけば通過できる確率が高いのです。

試験対策として、まず一次試験では過去問を繰り返し、解くことが大切です。苦手な分野を克服するために徹底的な反復学習を行いましょう。特に教養試験の対策は、どれだけやっても無駄になりません。

教養試験には数的処理や文章理解、人文・社会科学や一般科目(国語・数学・英語)など、多数の分野が含まれています。学生時代、人によって得手不得手が分かれる分野でもあったでしょう。もしも苦手を感じる分野があれば、苦手の克服のために反復学習を行いましょう。

問題にも解法パターンがあり、繰り返すうちに身についてきます。最終的には問題を見た瞬間に「この問題ならあの解法パターンだ」と分かるようになればしめたものです。

また、教養試験の内容は公務員試験ではオーソドックスな科目です。対策のためのスクールや講座も数多く開講されています。必要だと感じるのであれば積極的に利用しましょう。

論文試験は出題されたテーマに対し、決められた字数程度で論文を書く形式ですが、こちらも過去問で対策できます。文章を書くことが苦手な人でも、参考書や講座で論文テクニックを身につけましょう。繰り返せば繰り返すほど効果が高くなります。

二次試験

二次試験では適性試験、体力試験、面接試験が行われます。適性試験は設問に対してyes・noで答える形式で、警察官として相応しい感覚であるかを試されます。また、一列に並べられた数字を足していくというクレペリン検査が行われることも。いずれにせよ健康的な精神と知能が必要です。

体力検査では日頃から鍛えている実力を存分に発揮しましょう。

面接試験は警察官にとって、もっとも重要な部類に入ります。民間の難関企業のような捻った質問はされませんが、警察官として市民を守る覚悟や志望動機、家族の理解があるかといったことを問われる傾向です。真摯な態度で臨みましょう。

警察官の採用倍率は、当ブログの「警察官の採用倍率はどれくらい?警察官採用試験実施結果を調査」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

ここまでのポイントまとめ②
倍率は7~10倍。徹底的な反復学習で解法パターン習得を!
面接は警察官にとって最も重要。専用ワークで対策を!
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心身ともに試される警察官採用試験

警察官採用試験は心身ともに試される試験です。事前準備も時間や忍耐、努力を必要とします。しかし苦手分野を克服するだけでも試験への自信へ繋がり、良い結果を招きます。

頼れる警察官を目指してぜひがんばってください。


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