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個人面接でよく聞かれる質問5つ!人物重視の教員採用試験突破のコツを解説

教員面接頻出質問5選!コレさえすれば、好印象GET

教員採用試験の面接対策において、「如何に自分の魅力を伝えるか」と、自分に視点を置いて回答を考える方がほとんどですが、実はそれ、勘違いです。では、対策において一番必要なことは何か、答えは「面接官の気持ちになって考えること」です。このことを知らないまま視点のズレた対策をして、実際の面接時に思ったように答えられず、失敗する受験生の声を多く頂きます。

ご安心ください。本番で慌てず面接官にダイレクトに刺さる回答をつくるために、今回は好印象を与える2つのポイントのみならず、個人面接でよく聞かれる5つの質問と回答例まで徹底解説します。実績16年の経験をもとに、実際に教員採用試験を受けた方からお問合せ頂いた内容を踏まえて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

個人面接では何を見られる?

審査する2人の面接官

もし、自分が校長先生だったら、どんな人と一緒に仕事をしたいですか? 個人面接で最も大切なポイントは、相手に「一緒に働きたい」と感じてもらえるくらいの好印象を持ってもらうことです。このことを念頭に置いたうえで、個人面接では何を見られるのか、詳しく見ていきましょう。

教員の個人面接は多種多様

教員採用試験は筆記試験と面接試験があり、面接は主に第2次試験で実施されます。面接の形式は、個人面接の他に、集団面接・集団討論や模擬授業・場面指導など多岐にわたりますが、個人面接や集団面接はほとんどの自治体で実施されるものになります。面接官は、志望自治体の校長先生を中心に構成されていますが、まれに自治体ごとの保護者や教育委員会の職員なども参加して行われる場合があります。

近年、教員採用試験では、筆記試験の成績よりも人物評価を特に重視する傾向が高く、一定の評価基準を満たせなければ、面接に合格することはできません。その基準を周りと差をつけてクリアするために、まずは最低限、次のことに気を付けましょう。

面接前、ここに注意!

教員採用試験の個人面接において、面接官に好印象を持ってもらうには、身だしなみを整えておくことはもちろん、入室・退室時の所作から意識しておかなければなりません。面接中の言葉遣いや声のトーン、話す速度や表情、受け答えの態度など、あらゆる人物像が評価の対象になるので、繰り返し練習をしておくことが必要です。

ここで、練習の成果が一番早くできるコツをお伝えします。質問に対して的確な答えを出すために、普段から教師になったつもりで、教育現場からの視点や教育業界全体からの視点、自分の意見など、様々な観点からの考えをノートに書き込んでおくことです。メモしたものをもとに面接で答える文章を組み立てて、書き込んでおくとより効果的です。ノートを何度も見返すことによって、自然と面接本番でもスムーズな受け答えがきるようになります。

好印象を与えるポイント

履歴書を持ってガッツポーズする女性

先ほどもお伝えしたように、教員採用試験の個人面接では、人物重視する傾向が年々高くなり、現在では筆記試験よりも面接の方が、評価の点数配分が高くなっています。聞かれたことに対する答えの内容だけでなく、受け答えの仕方自体、評価を大きく左右することになります。受験生からは「人から見て自分はどんな印象なのか、判断しにくい」というお声を多くいただきます。以下に、面接試験において好印象を与える人と、好印象を持たれにくい人の特徴を挙げましたので、普段の行動を振り返ってチェックしてみてください。

好印象を与える人

面接では、自分では良いと思っていても面接官に好印象を持ってもらえるとは限りません。教員として一緒に働きたいと思ってもらえるような印象を与えるためにも、以下の2つのチェックポイントをしっかり確認しておきましょう。

<見た目>

  • 清潔感のあるきちんとした身だしなみ
  • 笑顔である
  • 挨拶がしっかりできる
  • 姿勢が良い
  • 相手の目を見て話ができる
  • 相手の話をしっかり聞いている

<質問に対する姿勢>

  • 聞かれることに対して誠実に回答している
  • 教員になって何をしたいかが明確で具体的
  • 熱意が感じられる

良い印象を持たれにくい人

教員の面接では、一つひとつの言動が結果に大きな影響をもたらします。良い印象を持ってもらえるためのポイントを押さえつつ、今度は反対に、あまり良い印象を持ってもらえない、本来の自分の魅力を評価されにくくなってしまうような振る舞いを確認しましょう。

<見た目>

  • 清潔感がない
  • 笑顔がない
  • 相手の目を見て話ができない
  • 身だしなみが乱れている
  • 姿勢が悪い
  • 落ち着きがない

<質問に対する姿勢>

  • 相手の話を最後まで聞かない
  • 話が長い
  • 熱意が感じられない
  • 自分の意思ではなく表面上の意見しか出てこない
  • 正しい受け答えができない

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面接の頻出質問5選!

26日枠に「面接」と書かれたカレンダー

教員の個人面接は、面接官3〜4人に対し受験生1人で行われることが多いです。質問を投げかけてきた面接官と会話するイメージで、相手の顔を見ながら落ち着いて質問に答えましょう。何よりも、質問を投げかけられた時に、まず「はい」と笑顔で返事をしてから質問に対する答えを簡潔・かつ的確に答えることが大切です。

ここでは、絶対に押さえておきたい、教員の面接でよく聞かれる質問をまとめました。回答例も載せていますが、他者の言葉をそのままコピペするだけでは、気持ちが乗っていないことに面接官はすぐに気づくので控えましょう。本番に向けて練習をするときは、必ず自分の言葉で想いを表現しましょう。

なお、当ブログでは、最短8日間で、面接官に好印象を与えられる問題集「面接最強ワーク」を取り扱っています。教員採用試験の面接における頻出質問40問と、回答のポイントを掲載しており、あらゆる場面で適切な意見を言えるようになります。付属のMP3プレーヤーで実際に音声を聴きながら1問1答、スキマ時間に繰り返し面接練習できますので、ぜひご活用ください。

【質問1】なぜ教師になりたいのですか?

教員採用試験の面接において最も頻出する質問です。面接官が教員を目指す動機を知るために聞かれることが多いです。ここでは、教員を目指そうと思った動機についてのエピソードを交えながら簡潔に答えましょう。

<回答例>
「私が教員を目指そうと思ったきっかけは、高校で数学を教えていた担任の先生のおかげです。学生一人ひとりを心から信頼してくれたこと、学級委員や部活のリーダーなど責任ある立場としての役割なども学ばせていただきました。苦手な数学を積極的に学ぼうと思ったのは先生のおかげでした。この3年間をきっかけに先生のような教師になりたいと考えるようになったのが教員を目指している理由です。」

【質問2】なぜこの学校で働きたいのですか?

希望する学校の校風や勤務地など、特徴をよく理解しているのかを確認するための質問です。熱意を伝えるために、学校の沿革や評判、校風、生徒、部活動、成績などあらゆる情報を準備して臨みましょう。

<回答例>
「私がなぜ御校で働きたいのかというと、部活動が盛んで生徒たちが伸び伸びとした環境で過ごしている学校だと感じたからです。高校時代に培ってきたバスケットボールの経験を生かして生徒たちのサポートをしたいと思っています。大学の進学率も高く、保護者の方達からも高い評価を得ている御校で働きたいと考えました。」

【質問3】どんな教師になりたいですか?

生徒の目線で物事を考えられるかどうかを確認するための質問です。独りよがりな考え方ではなく、正しく生徒を導いていけるかどうかが問われる質問でもあります。

<回答例>
「教師と生徒との関係構築には、高い信頼性が必要と感じています。生徒から信頼されるためには、強い熱意と意欲を持って授業に取り組まなければならないと感じています。生徒たちがどんなことを感じ、どんな考えを持っているのか。時に寄り添い、時に見守りながら生徒一人ひとりに向き合っていける教師を目指したいです。」

【質問4】これからの時代、どんなことが教育に求められていると思いますか?

教育の現場は、時代とともに常に変化していきます。将来自分が携わるかもしれない教育の現場で、どれだけの熱意を持って取り組んでいこうと考えているのか、教育に対する熱心さを確認するために聞かれる質問です。

<回答例>
「これからの時代は、情報社会の発展にともない、より変化の激しい時代がくると想定されます。将来を担う生徒たちにとっては、時代に沿った授業や、最新の教材・教育を取り入れることが大切なことと考えています。しかし、もっとも重要なのは、いつの時代も生徒たちに寄り添い、ともに学び続けられる教師の姿勢だと感じています。」

【質問5】教育実習はどうでしたか?

特に、新卒で教育実習を終えている受験生はしっかり対策をしましょう。非常勤など、既に教員の経験を積んでいる受験生も、現場での実践がどうだったか、と置き換えて対策をしましょう。子供たちと触れ合った時間や授業を行って感じたこと、教育実習の期間でどんなことを学び、成長できたのかなどを簡潔に答えましょう。

<回答例>
「教育実習の期間、何よりも嬉しく感じたのは、生徒たちが私の名前を呼んで明るく挨拶をしてくれることでした。他の先生が、一人ひとりの生徒の名前を呼んで挨拶を返しているのをみて、私も生徒全員の名前を覚えるために、毎日生徒名簿を見返して必死に名前を覚えました。いつも丁寧に生徒と向き合う先生たちの姿勢を見ながら、自分もこうした先生になりたいと強く感じました。」

自分を振り返ってアピールポイントを掘り出そう

自分自身を見つめて長所・短所を徹底的に洗い出し、アピールポイントをより多く見つけて、「面接官」によい印象を持ってもらえるような自己PRを作成しましょう。何度も繰り返し練習すれば、面接は決して怖いものではありません。

そもそも面接試験は、まず筆記試験を突破しなければ、挑戦することができません。教員採用試験の筆記試験は、一般教養・教職教養・専門教養と膨大な知識が必要になります。以下のリンク先に、最短で効率よく勉強できる5つのポイントを解説していますので、ぜひ参考にして、合格を掴んでください。