警察官採用試験を知ろう!採用倍率・試験内容・対策方法まとめました

警察官という仕事に夢を抱いて、毎年多くの志望者が採用試験に挑戦しています。警察官採用試験に合格するには、全体像を把握して対策のコツを掴むことが重要です。

そこで今回は、新卒/中途で警察官になるための道筋や採用試験の倍率、特徴や内容、対策方法、おすすめの参考書に至るまで、試験対策に役立つ情報をまとめました。

警察官になるには

警察官の採用試験に合格するには、警察官の区分を理解して、自分に合ったコースを選択することが大切です。

警察官の身分と所属する組織は、次の2つに大別されます。

  • 国家公務員:警察庁
  • 地方公務員:都道府県警察

国家公務員である警察庁の警察官になるためには「国家公務員試験(総合職/一般職)」に合格する必要があります。「国家公務員試験(総合職/一般職)」を受験できるのは、「短大卒」および「大卒」の資格を持つ人のみです。

地方公務員である都道府県警察の警察官になるには、都道府県が実施する採用試験に合格しなければなりません。都道府県警察の採用区分は、主に次のように分かれています(都道府県により若干異なる)。

  • Ⅰ類:大学卒業程度
  • Ⅱ類:短大・専門学校卒業程度
  • Ⅲ類:高校卒業程度

警察官の区分や受験資格、試験内容、難易度などの違いを把握して、適切に事前準備をすることが、警察官になるための近道です。

詳しくは本メディアの以下の記事をチェックしてください。

警察官の中途採用

中途採用で警察官に転職するには、以下の条件をクリアしている必要があります。

条件 詳細
年齢条件   警察官採用試験の受験資格である18歳以上35歳未満
身体的条件以下の身体条件を満たす必要があります(自治体により多少異なります)。   身長:男性/約160cm以上、女性/約154cm以上体重:男性/48kg以上、女性/45kg以上視力:裸眼0.6以上、矯正視力1.0以上

このほか、色覚・聴力・疾患・運動機能なども検査されます。

また、警察官を目指す際には、次のポイントも意識しましょう。

  • 採用時の給料は職歴を考慮されるため新卒の初任給より高い
  • 採用前に身辺調査がある
  • 採用後は必ず警察学校に入校し寮生活を送ることになる
  • 採用試験では志望動機が重視される

詳しくは本メディアの以下の記事をチェックしてください。

警察官の採用倍率

内閣府男女共同参画局が都道府県警察における女性参画の状況を見える化したデータによると、女性警察官の割合は10%と、男性と比べてかなり数が抑えられています。しかし、採用倍率という観点から見ると、大卒程度区分の警察官A、短大卒・高卒程度区分の警察官Bのいずれでも、男女間でそれほど大きな差はありません。

神奈川県警を例に数字を比較してみました。

《警察官A》

採用年度男性女性
令和2年度1回目3.7倍3.5倍
令和2年度2回目5.4倍5.5倍
令和元年度1回目3.6倍6.0倍
令和元年度2回目5.4倍5.0倍

《警察官B》

採用年度男性女性
令和2年度1回目8.1倍8.3倍
令和2年度2回目4.0倍4.6倍
令和元年度1回目13.3倍12.4倍
令和元年度2回目5.4倍5.7倍

また、警察官全体としての採用倍率は、傾向としてそれほど高くありません。

試験の難易度も比較的やさしめである上に、特定分野の技能で認定を受けると加点される制度もあります。採用倍率は自治体でばらつきがあるため、採用倍率が低い地域を選んで受験することも、選択肢となるでしょう。

詳しくは本メディアの以下の記事をチェックしてください。

警察官採用試験の特徴

警察官採用試験は学歴などの条件により、I類、II類、III類の採用区分に分類されています。

採用区分受験資格
I類大卒または大卒程度の学力を有する
II類短大卒または短大卒程度の学力を有する
III類高卒または高卒程度の学力を有する

また、多くの場合、学歴のほかに年齢や身体的な項目も、受験資格に含まれます。

試験は1次試験と2次試験に分けて行われるのが一般的です。1次試験、2次試験それぞれの特徴は、以下のとおりです。

試験名試験の特徴
1次試験 1次試験は、筆記による教養試験と論作文が主です。通過率は6割程度ともいわれ、難易度は高くありません。しっかり準備すれば、通過は難しくないでしょう。試験対策では、教養試験を中心に、過去問題を活用した反復学習を行うのが有効です。
2次試験2次試験では主に、適性試験、体力試験、面接試験が行われます。とくに面接試験は重要です。志望動機や家族の理解などを問われる傾向にあります。

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警察官採用試験の対策

警察官採用試験の受験対策では、受験する採用区分の難易度や、試験の内容を把握して、適切な方法を取ることが重要です。

採用区分ごとの難易度は、I類(大卒程度試験)が最も高く、II類(短大卒程度試験)・III類(高卒程度試験)は同程度となっています。受験する区分の難易度に合わせて、勉強をスタートする時期を逆算するとよいでしょう。

特徴を理解して、ご自身に合う対策方法を選択してください。基本的な対策の方法は「独学」と「予備校」の2つです。それぞれ次のようなメリットがあります。

独学するメリット予備校に通うメリット
コストをかけずに勉強できる自分のペースで進められる通学による移動時間が省ける情報を得やすい環境になるスケジュールが管理しやすくなる講師の手を借りて疑問点を解決できる

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警察官採用試験の面接で聞かれる質問

警察官採用試験の面接では、次のような質問が定番です。

  • 自己PRをしてください
  • 警察官を志望するのはなぜですか?
  • なぜ○○警察で働きたいのですか?
  • 警察官を志望することに対して親はどう思っていますか?
  • この試験に落ちたらどうしますか?
  • 最近気になったニュースは?

また、次のような質問では、警察官としての適正をみられている可能性があります。

  • 面接会場までの道のりは?(分かりやすい説明ができるか)
  • 長所と短所は?
  • 犯罪者が来たらどうするか?

面接官がその質問で何を知りたいのかを想像し、事前に回答のイメージを脹らませておくことが大切です。とくに志望動機については、論理的に破綻して印象を悪くしないように、ブレのない回答ができるよう準備しておきましょう。

面接時は回答の内容だけでなく、ふるまいも重要です。気持ちを込めた「礼」、元気の良い「声」など態度にも気を配りましょう。

詳しくは本メディアの以下の記事をチェックしてください。

警察官採用試験におすすめの参考書

警察官採用試験の対策に使う参考書は、次のような観点で選ぶとよいでしょう。

  • まずは概略が分かる参考書を選んで全体を把握する
  • 「警察官採用試験」に特化した参考書を選ぶ
  • 1次試験(教養試験)対策用には解説が詳しい参考書を選ぶ
  • 試験形式の問題集で直前対策をする

対策の入り口で活用したい「概略が分かる参考書」には、次のタイトルがおすすめです。

  • 警察官試験早わかりブック 2023年度/実務教育出版
  • [高卒程度]警察官 採用試験問題集 2022年度/実務教育出版
  • 受験する前に知っておきたい警察官の専門常識・基礎知識/つちや書店

1次試験対策のおすすめは、次の3冊です。

面接・論文にも対策用の参考書があります。活用してしっかり対策しましょう。

詳しくは本メディアの以下の記事をチェックしてください。

準備万端で警察官採用試験に挑もう!

警察官採用試験の難易度は高くありません。試験は教養テストや論作文、面接、体力検査など多岐にわたりますが、ひとつずつしっかり対策すれば、きっと合格できるはずです。

試験の区分や出題される内容、各試験の特徴などを把握して、事前準備に臨みましょう。予備校や参考書など利用できるツールは賢く利用することが、合格のカギとなります。